あれ? GT-Rって4人乗りじゃなかったっけ!? 意外な2シーター車5選
輸入車にもユニークな2シーター車があった!?
●アバルト「695 ビポスト」
アバルトは1950年代から1960年代にフィアットのクルマをベースにチューニングし、モータースポーツで活躍することで名を馳せたイタリアのチューニングメーカーです。
後にフィアットグループの傘下に入り、いまでは同社のスポーツカーブランドとして市販車を販売しています。
アバルトが手がけたクルマでもっとも有名なのが、大衆車のフィアット「NUOVA 500」をベースとしたモデルで、現在も500をベースにしたアバルト「595」シリーズをラインナップ。
なかでも2015年に販売された「695 BIPOSTO(ビポスト)」は、過激なモデルとして話題となりました。
BIPOSTOという名はイタリア語で「ふたつのシート」を意味し、文字どおり500をベースに2シーター化され、エンジンは1.4リッター直列4気筒ターボを搭載し、最高出力190馬力と2リッターエンジンに迫るパワーとなっています。
695ビポストには標準仕様とフルスペック仕様の2種類の仕様があり、フルスペック仕様ではサーキット走行用に開発されたレース用トランスミッションである「ドグリングトランスミッション」搭載。
ほかにも、フルスペック仕様はサイドウインドウをプラスチックの固定式に変更し、アルミ製ボンネットやチタン製ホイールボルトなどの採用と、エアコンレスとすることで軽量化をおこなっています。
なお、当時の価格(消費税8%込)はフルスペック仕様が845万6400円、標準仕様は599万4000円と、アバルトのモデルのなかでもズバ抜けて高額でした。
●ルノー「クリオV6ルノースポール」
1990年に発売されたルノー「クリオ」は5(サンク)の実質的な後継車としてデビューした、3ドアと5ドアハッチバックのコンパクトカーです。
ちなみに、日本では登録商標の関係から「ルーテシア」の車名で、現在も販売されています。
そして、1998年に2代目クリオが発売されると、2001年にはクリオをベースに、リアミッドシップに最高出力230馬力を発揮する3リッターV型6気筒自然吸気エンジンを横置きに搭載した「クリオV6ルノースポール」が登場。
もともとワンメイクレース用に企画されたクリオV6ルノースポールは、キャビンの後半部分がエンジンルームとなっており、2シーター化されています。
外装はクリオのイメージを残しつつも、大きく張り出した前後のフェンダーによって迫力あるフォルムとなっており、クリオと共有するパーツはほとんどありません。
このような手法で普通のコンパクトカーを高性能モデルに仕立てる技術は、1980年代に「グループB」カテゴリーで戦われた世界ラリー選手権のマシンで採用され、ルノーも1980年に市販された「5ターボ」ですでに実現していました。
2003年にはクリオのマイナーチェンジとともにフロントフェイスを一新し、日本にも「ルーテシア ルノースポールV6」として正規輸入され、当時の価格(消費税5%込)は588万円でした。
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かつて日本では、2シーター車は限られたユーザーのクルマでしたが、それを覆したのが1989年に発売されたユーノス「ロードスター」です。
初代ロードスターは価格を170万円台と安く抑え、手軽に乗れるスポーツカーとして2シーター車ながら大ヒットしました。
現在も2シーター車が日本で販売され続けている背景は、初代ロードスターの功績があったからではないでしょうか。
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