GT-R顔&400馬力超で話題に!? 日産「スカイライン」イメチェンから1年の現在
2019年7月にビッグマイナーチェンジを発表し、大きな話題となった日産「スカイライン」。約1年経った現在の販売動向はどうなっているのでしょうか。
話題のビッグマイナーチェンジから約1年の販売動向は?
日産「スカイライン」は同社を代表するセダンで、2019年7月にデザインや走行性能を大幅に向上させるビッグマイナーチェンジを発表して、大きな話題となりました。ビッグマイナーチェンジから約1年の現在ではどのような販売動向なのでしょうか。
1957年に初代モデルが登場してから現行モデルまで、FRレイアウトという基本的なパッケージは変わることなく踏襲され、1968年に3代目モデル(通称:ハコスカ)のスポーティグレードとして「GT-R」を設定。
その後、1995年に登場した10代目スカイライン(4代目スカイラインGT-R)から次世代モデルに変わるタイミングでスカイラインとGT-Rは別々の道を歩むことなり、11代目スカイラインと新生「GT-R(R35型)」に分かれて販売が続けられてきました。
2014年2月に発売された13代目の現行モデルは、同車初となるハイブリッド車を設定したことや、日産のエンブレムではなく、インフィニティエンブレムを採用したことが大きな話題となります。
しかし、現行モデルに使われているFR-Lプラットフォームが2001年に登場した11代目スカイラインの「FMプラットフォーム」を発展させたものとなり、ライバル車種に比べて基本設計が古くなっていたことや、日本でセダン市場自体が縮小傾向にあることが影響し、販売面では苦戦を強いられていました。
一方でスカイラインとともに国産セダンをけん引してきたトヨタ「クラウン」は、2018年6月に15代目にフルモデルチェンジ。先代モデルよりもスポーティなデザインや性能をアピールすることで若返りを図った結果、翌7月の発売約1か月では目標(4500台/月)の約7倍となる約3万台を記録します。
そして、2019年7月16日にスカイラインのビッグマイナーチェンジを発表。フェイスデザインをGT-R顔に寄せたことや405馬力超えのスポーティグレード「400R」を追加するなど大きな話題となりました。
日産によれば、スカイラインの月間販売目標台数は当初200台とされていましたが、発表から1か月半後となる9月に発売された時点では、目標(200台/月)の約9倍となる1760台を記録しています。
約1年後となる現在の販売動向について、日産販売店のスタッフは以下のように話します。
「スカイラインは、例えば『ノート』のように台数が出ることを想定している車種ではありません。それを見越してメーカーでも生産量を調整しているので、逆に大量に注文があると納期が延びてしまいます。現在は、メーカーの想定通りの商談をいただいていることから、納期も1か月半程度におさまっています。
また、パワートレインの販売比率では、ハイブリッドモデルは『プロパイロット』などの安全装備が充実していることから40代以上のお客さまが多いですが、ガソリンモデルは比較に的若いお客さまにご好評いただいているなど、幅広い世代に好評です」
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