軽・戦国時代をどう戦う? ダイハツ「タント」発売から1年 販売台数はどうだったのか
他社の売れ筋モデルと比べて「タント」はどれくらい売れた?
月販目標台数はクリアし、販売好調といえるタントですが、ほかの軽自動車と比較するとどうでしょうか。
2019年の軽自動車販売台数ランキングで、タントは2位で17万5292台を記録。一方、首位は25万3500台を販売したホンダのN-BOXとなりました。
N-BOXは2017年9月の発売以来、軽自動車だけでなく登録車も合わせた販売ランキングで、2017年から2019年まで3年連続で首位を獲得。ちなみに、2019年の25万3500台という記録は、ホンダとして過去最高となる販売台数だったといいます。
2019年の販売ランキングにおいては、N-BOX以外にも強力なライバルとしてスズキ「スペーシア」が3位(販売台数16万6389台)にランクイン。
トップ3は、全高1700mm以上の軽スーパーハイトワゴンが占めており、このなかでもっとも最新のモデルであるタントも気が抜けない結果となっています。
4位は日産「デイズ」(販売台数15万7439台)がランクインしました。
これは軽スーパーハイトワゴンの「デイズルークス」と軽トールワゴンの「デイズ」の合算された台数なので、タントの直接のライバルにあたるデイズルークスの2019年の販売台数はこれより少ない台数となります。
しかし、デイズルークスは「ルークス」に車種名を変更して2020年3月にフルモデルチェンジ。
新型コロナの影響で工場の稼働が停止したこともあり、人気が販売台数には表れていないものの、日産によると発売後1か月の受注台数が1万7000台を超えたということで、今後タントを脅かす存在となることが予想されます。
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タントは4代目へのフルモデルチェンジの後、2019年12月と2020年6月に2度グレード追加を実施。どちらも、価格に対して装備が充実した買い得さが売りのグレードとなっています。
グレード追加以外の施策も含めて、ダイハツが今後タントの商品力をどのように向上させていくか、注目されます。
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