日産新型「エクストレイル」はどう進化!? 兄弟車「ローグ」の新旧モデルを比較
日本で販売される新型エクストレイルはe-POWER搭載か?
新型ローグのパワートレインは、従来モデルから引き続き2.5リッターガソリンを搭載しますが、最高出力は11馬力向上し、181馬力に引き上げられます。
新エンジンは、ミラーボアコーティング、可変排気量オイルポンプ、統合された排気マニホールド、e-VTC吸気バルブなどの改良が施されました。
なお、日本で販売されている現行エクストレイルのパワートレインは、2リッターガソリンと、2リッターガソリン+モーターのハイブリッド仕様があります。
パフォーマンスや燃費が向上した新型ローグには、新しいビークルモーションコントロールシステムが採用されました。
ビークルモーションコントロールは、全輪駆動システムと走行モードと連動し、4つのタイヤを個別に制御することで、コーナー時に正確に曲がることが可能になりました。
さらに新型ローグは、さまざまなドライブモードが選択できるようになります。
従来モデルでは、エコ、スポーツの2モードでしたが、新型ローグのFFモデルではスポーツ、スタンダード、エコという3つのドライブモードを設定。
全輪駆動モデルには、オフロード、スノー、スタンダード、エコ、スポーツの5つが用意され、さまざまな路面状況に対応することができます。
新型ローグの安全装備として「日産セーフティシールド360」を全車標準装備とすることで、安全面において進化しています。
従来モデルでは「歩行者検知機能付き自動緊急ブレーキ」や「クルーズコントロール」、「車線逸脱防止支援システム」といった機能は全車標準装備されていましたが、「プロパイロット」や「インテリジェントアラウンドビューモニター」などについては上位グレードにのみ設定されていました。
日産セーフティシールド360は、歩行者検知機能付き自動緊急ブレーキ、ブラインドスポット警報、リアクロストラフィックアラート、車線逸脱警報、ハイビームアシスト、リア自動緊急ブレーキなどを含みます
また、セーフティシールド360に加え、「インテリジェント・ドライバー・アラートネス」と「リアドアアラート」を全グレードに標準装備しました。
新型ローグでは、次世代レーダー技術とカメラ技術を用いて、よりスムーズなブレーキング、ステアリングアシストのフィーリングの向上、他車が車線に割り込んできた際の検知性能の向上などを実現。
2019年9月にビッグマイナーチェンジを受けた「スカイライン」に搭載された「プロパイロット2.0」と同等の性能を持つ「プロパイロット アシスト with ナビリンク」を一部モデルに標準装備しています。
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日本で登場する新型エクストレイルのスペックは明らかになっていませんが、内外装のデザインや機能などに関しては、新型ローグと同様になると思われます。
その一方で新型エクストレイルには、電動パワートレインの「e-POWER」が搭載されるのではないかと予想されています。
「ノート」や「セレナ」ではe-POWER仕様を追加したことが販売増に貢献していることに加え、2020年5月28日に発表された日産の2023年度までの4か年計画において、「日本では、電気自動車2車種とe-POWER搭載車両4車種を追加し、販売の電動化率を60%以上とする」と明言されていることから、新型エクストレイルもe-POWER化されることが濃厚だといえます。
ミドルサイズのSUVは、トヨタ「RAV4」や2020年6月にフルモデルチェンジした「ハリアー」、ホンダ「CR-V」、マツダ「CX-5」、スバル「フォレスター」など、各社が力を入れているジャンルです。
これまで以上に洗練されたスタイルや、最新の機能・安全技術を搭載した新型エクストレイルが市場に投入されれば、以前のようにSUVナンバー1に返り咲く可能性もあるのではないでしょうか。
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