マツダSUV初「二桁車名」最初は不安も… 主力に急成長「CX-30」人気の要因とは
マツダの新世代SUV「CX-30」が発売されて半年以上が経過しました。同社の既存SUVと比べても販売は好調だといいますが、車名の命名規則なども含め、発売前は大きな話題となりました。果たして、人気の要因は何なのでしょうか。また、同社の既存SUVと食い合うことはないのでしょうか。
まさかの二桁車名でも成功!? CX-30の販売実績は
マツダSUV新時代の幕開けである「CX-30」が日本で発売され、早くも7か月が経過しました。
2019年度(2019年4月から2020年3月)の実績は、10月発売のため6か月分しかないにも関わらず、2万1378台を記録。同社の「CX-5」1年間分(2万7737台)に迫る勢いでよく売れています。CX-30は、いったいどのようなユーザーに人気となっているのでしょうか。
CX-30の登場は衝撃的で、新たな展開にユーザーのみならず、業界関係者の多くが驚きました。
なぜなら、これまでのマツダSUVの規則の常識を覆す「二桁数字表示」として、「CX-30」を名乗ったからです。
マツダのSUVシフトは、同社が第六世代と呼ぶ商品群のトップバッター「CX-5」から本格化しました。
マツダ独自のエンジン思想によって研ぎ澄まされたSKYACTIVエンジンのなかでは、とくにディーゼルのSKYACTIV-D搭載車が一気にブレイク。
ディーゼルといえばマツダ、という時代がやってきたと感じたユーザーが多かったと思います。
その後、「デミオ(現マツダ2)」ベースの「CX-3」、さらに「CX-5」の3列シート版である「CX-8」が登場。海外では中国市場に特化した「CX-4」と、CXシリーズを拡充してきました。
こうしたなか、マツダの丸本明社長が「2019年中に新型SUVを世界市場向けに導入する」と発言。
時期的に、「マツダ3(アクセラの後継車)」が登場することが分かっていたので、日本での中小型車に相当するC/Dセグメント用の新型プラットフォーム(SKYACTIVシャーシ)採用で、エンジンラインアップには「SKYACTIV-X」が含まれることが予測できました。
大方の予想は「CX-3」のフルモデルチェンジ、または「CX-4」をフルモデルチェンジして日本にも導入というものでした。
ところが、登場したのはこれまでのCXシリーズとは少し毛色が変わったCX-30となりました。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。