日本で一世を風靡した名車が海外で販売中!? 実は生き残っていた車名5選
車名はクルマの販売台数を左右する重要な要素のひとつです。広く一般に浸透していれば、長年にわたって何代も受け継がれますが、なかには消えていってしまう車名もあります。しかし、海外で生き残っているモデルも存在。そこで、海外モデルとして継承されている車名のクルマを5車種ピックアップして紹介します。
往年の名車の名前が受け継がれていた!?
クルマの名前というのは非常に重要で、販売台数を左右する要素のひとつです。だれもが知るような車名は、長年にわたり代々受け継がれていきますが、消えていってしまった車名も数多くあります。
ところが、日本で消えてしまった車名が、海外で生き残っているケースが存在。そこで、消えた車名のなかで、海外モデルとして継承されているクルマを5車種ピックアップして紹介します。
●トヨタ「レビン」
トヨタ「カローラ」のスポーティグレードといえば「レビン」ですが、2000年に消滅してしまいました。
その後カローラシリーズにはスポーティなグレードは設定されず、現行モデルの「カローラ/カローラツーリング」でも、設定されていません。
ところが、2018年の中国・広州国際モーターショーにおいて、中国向け新型カローラシリーズが発表され、「レビン」が同時に登場しました。
パワートレインはガソリン、ハイブリッド、プラグインハイブリッドがラインナップされ、外観もカローラに比べてスポーティな印象となっています。
ただし、レビンはカローラと比べてとくに高性能というわけでなく、かつてのカローラレビンのコンセプトとは異なり、あくまでもカローラの姉妹車という位置づけです。
●日産「サニー」
1966年に日産の大衆車、初代「サニー」が発売されました。サニーはファミリーカーやスポーティカーとして人気を博してきましたが、セダンからコンパクトカーに主軸を置く日産の戦略もあり、国内では2004年に消滅してしました。
その後、ミャンマーなどアジア圏や中東でサニーが復活し、現在も継続して販売されています。
現行モデルのサニーは2種類あり、ミャンマー仕様では日本で2016年に販売を終えた「ラティオ」と同型車です。もうひとつのUAE仕様は、北米などの販売している「ヴァーサ」と同型車となっています。
また、仕向地によっては内装の仕上げや装備が簡素化され、コストダウンが図られており、いまやグローバルな大衆車として活躍しています。
●ホンダ「シティ」
1981年に発売されたホンダ初代「シティ」は、背の高いキャビンとエンジンルームを極力小さくするレイアウトを採用した、エポックメイキングなコンパクトカーで、大ヒットしました。
1986年に2代目シティが発売されますが1994年には生産を終了し、後継車の「ロゴ」にバトンタッチして、現在の「フィット」へと続いています。
その後、1996年に新興国向けのセダンとして、当時の「シビックフェリオ」をベースにした新世代のシティを発売。現行モデルは海外仕様としては5代目にあたり、2019年に登場しました。
多くのコンポーネントは現行モデルの「グレイス」と共有しており、エンジンは国内ではラインナップしていない1リッター直列3気筒ターボを搭載。また、シティとして初のスポーティグレードである「RS」が設定されました。
生産はタイでおこなわれ、順次他の国でも発売することになっています。
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