馬力規制モデルは胸アツ!? 平成初期の国産スポーツは魅力的だった

約30年前に生産された国産スポーツカーには、280馬力の自主規制が設けられていました。各メーカーでは、こうした制限のなかでいかに自社の個性を引き出すべきか、奮闘を遂げた時代でもあります。今回は、そんな時代に産み落とされた胸アツ必須の国産スポーツカーを紹介します。

馬力制限時代に生まれた国産スポーツカーは個性豊かなモデルが勢揃い!

 1980年代から1990年にかけて、国産自動車メーカーはエンジンスペックを表す「馬力」を競い合った結果、普通車では「280馬力規制」という日本独自の自主規制が設けられました。

 約30年前の出来事ですが、自主規制のなかで登場した国産スポーツモデルは、今でも世界中のファンから愛されています。今回は、そんな時代に生まれた国産名車を紹介します。

280馬力規制の時代は国産スポーツが熱かった!?
280馬力規制の時代は国産スポーツが熱かった!?

 日本が世界に誇る国産スポーツカーが日産「スカイラインGT-R」です。馬力規制時代に登場した第2世代モデル(BNR32型/BNR33型/BMR34型)は、現在も中古車市場で高値で取引されています。

 その人気の背景には、海外からの根強いファンが多いことも関係しています。実際に1999年に登場した5代目となるBNR34型は、海外で「ゴジラ」という愛称を持つほど親しまれています。

 また、第2世代モデルに搭載されたRB26DETT型エンジンはレースで勝つために開発され、数あるエンジンのなかでも名機として有名です。

 一方で、2000年代に突入すると環境性能が重視されはじめ、スカイラインGT-Rの歴史はBNR34型が2002年に排出ガス規制に対応できず終了。現在では、「スカイライン」と「GT-R」は別モデルとして販売されています。

 しかし、クルマ好きの多くには第2世代モデルを好むユーザーが世界的に存在し、タイムアタック、ドリフトなどさまざまなモータースポーツで今なお活躍しています。

 とくに、北米やアジア圏などでは日本から車両本体やエンジン/ミッションパーツなどが多く輸出され、日本の中古車市場に残るモデルは徐々に個体数が減少しているともいわれています。

 1993年に登場したトヨタ「スープラ(JZA80型)」は、初代から4代目にあたるモデルで、「80スープラ」の愛称で親しまれています。

 映画「ワイルドスピード」では、主人公が愛用するクルマとして起用され、海外でも熱狂的な人気を集めるモデルのひとつです。

 先代モデルの流れに乗り、設計段階からピュアスポーツカーとしてのキャラクター性を色濃く残しています。

 また、トヨタ史上最強といわれた2JZ-GE型エンジンを搭載することで、数々のモータースポーツなどでも活躍しましたが、スカイラインGT-Rと同じく排出ガス規制に対応できず生産終了となりました。

 その後、日本では2019年5月に17年ぶりとなる新型スープラ(DB型)が登場したことで、再び80スープラに注目が集まります。

 その流れを受けて、2020年1月には70スープラと80スープラの補給部品を復刻し、日本のみならず海外(北米、欧州など)向けに再販売を発表したことで、中古車市場にも影響が見られました。

 ホンダの歴史を象徴するスポーツカーとしても名高いのが、ホンダ「NSX」です。1990年にデビュー後、F1参戦によってホンダの名を世界に知らしめる1台となりました。

 NSXは、アルミで覆われたメカニックなボディと、規制数値ギリギリの馬力を引き出すV型6気筒エンジンを搭載しています。

 初代NSXには、同じモデルながら改良やマイナーチェンジにより型式がことなるほか、「タイプR」や「R」といったさらなる高性能モデルも存在しています。

 そのため、中古車市場でも比較的に手の届きやすい価格帯で購入出来た型式や時期がありましたが、希少価値や2016年の2代目NSX(NC1型)の登場により、初代NSXの中古車相場も跳ね上がりました。とくに最終型の「NSX R」は4000万円近い値段で取引された事例も存在しました。

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