トヨタ新型「ハリアー」速攻試乗! 買うならパワフルなHV!? 刷新された魅力とは
トヨタは、2020年6月17日に発売を予定している新型「ハリアー(プロトタイプ)」の試乗会を実施。自動車ジャーナリストの国沢光宏氏が、ガソリン車とハイブリッド車をそれぞれ試乗したなかで、ハイブリッド車のGグレード以上をオススメするワケを紹介していきます。
新型ハリアーはガソリン&ハイブリッドどちらが良い?
2020年4月13日に初披露されると瞬く間に話題沸騰となったトヨタの新型「ハリアー」。実物の新型ハリアーにはどのような魅力があるのでしょうか。
2020年6月17日に発表を予定しているトヨタの新型「ハリアー(プロトタイプ)」に試乗しました。
事前情報では価格を含むほぼすべてのスペックが判明している新型ハリアーながら、「乗ったらどうか」についていえば不明でした。
今回、試乗したプロトタイプ、トヨタによれば「市販モデルと同じスペックだと考えて頂いてよいと思います」といいます。購入する際の参考になったら嬉しいです。
まずは、ガソリン車に搭載される2リッター直列4気筒(171馬力)から試乗します。最上級グレードの『Z』ということもあり、なかなかの質感です。
インパネのセンターに大型のディスプレイが標準で装備されており、内装デザインも上級クラスの乗用車的で、アウトドア志向の同社「RAV4」とは大きく異なっており、初代ハリアーはアメリカでレクサスブランドとして販売されたことを思い出します。
Dレンジをセレクトしてコースイン。サーキットながら1ラップ目はコース&車両チェックのため一般道を走っているような速度域で走行しました。
大柄なSUVのボディに2リッターということでパワー不足感あるかと予想していましたが、そんなことはありません。そもそもワイドなギアレレシオを持つCVTは重いボディに対応しやすく、過不足なく走ってくれます。
2019年に登場したRAV4より遮音対策を入念におこなっているため(リアのラゲッジフロア下側にまで透過音対策の遮音材を貼っています)室内は静かです。
1ラップして「それじゃ!」と全開を試します。TNGA世代のエンジンということもあり、高回転域まで引っ張ってもバランスや音質良くストレス無し。クルマに高い動力性能を望まないなら2リッターで十分だと思います。
足回りも高い評価を得ているRAV4をさらに乗用車みたいな方向に振った感じで、サスペンションのストローク感があり、路面からの入力もマイルドで、ステアリングフィールも良好です。トヨタは、レベルの高いクルマを作るようになったと感心しきり。
新型ハリアーとRAV4のどちらが良いかと聞かれれば、これは新型ハリアーが好みですが、オフロードっぽい雰囲気のRAV4も魅力的です。
ハイブリッドのほうがリセールいいとか、嘘を書くのはやめた方がいいと思います。
4WDのほうがリセールがいいというのも誤りですね。
リセールならガソリン、FF、エントリーグレードが最強です。
(アル・ベルやハリアーなど人気車ほどこの傾向)
同グレードで比較してもハイブリッドと4WDは絶対に元は取れませんので趣味の世界です。
中古で買う層は目に見えない性能にお金はだしませんよ~
輸出狙いなら本革・サンルーフ忘れずに。けど人気車だから10年くらいは国内で回っちゃうのかな~