なぜ? ド迫力「アメ車」が車検に通らない事も 時代と地域で違うカスタム事情とは

ド迫力! 度肝を抜くような本場アメリカのカスタム事情

 アメリカでは、現地で人気を集めるピックアップトラックをはじめ、SUVやセダンなどの車種でもユーザーによるカスタマイズが盛んです。

 近年はインターネットやSNS、映画などを通じ、日本車をベースとしたカスタマイズや日本のカスタムを参考にした「JDM」と呼ばれるスタイルを楽しむユーザーも増えています。

意外なことに、日本のクルマに貼られるステッカーはJDMカスタムとして人気のアイテム
意外なことに、日本のクルマに貼られるステッカーはJDMカスタムとして人気のアイテム

 また、車高を低くし、複雑なカラーリングを施された「ローライダー」と呼ばれるカスタマイズも人気を集めています。

 ローライダースタイルのクルマには、特別な油圧サスペンションやエアサスペンションが装着され、サスペンション内の油圧や空気を急激に変化させることで、クルマを飛び跳ねさせる動作なども特徴的です。

 一方で、アメリカにはFMVSS(連邦自動車安全基準)があり、どんなカスタマイズでもできるというわけではありません。渡米経験のある自動車整備士は以下のように話しています。

「アメリカには車検がないから自由、と思われる人もいるかもしれませんが、州によっては日本の車検のようなルールも存在します。

 例えばカリフォルニア州では、マフラーなどの改造なども非常に厳しく、改造内容によっては違法になることもあるといわれており、クルマの改造が自由にできないところもあります。

 その一方、ネバダ州などでは比較的自由とされています」

※ ※ ※

 他国に比べ、日本には車検制度があり、クルマの改造に対して厳しい目が向けられているといわれることもあります。

 しかし、実際には海外にも独自の検査制度や安全基準があり、「自由な改造が許される」というわけではありません。

 ルールを理解し、適切にクルマを運行する責任を負うことは、どの国でも共通であるといえるでしょう。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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