何かが違う!? ハイオクガソリンの銘柄でクルマの調子に違いは出るのか
ハイオクを入れてパワーが上がったように感じるのは、残念ながらプラシーボ効果
大手元売り系ブランドには、以前はモービルやエッソ、JOMO、それにゼネラルなどのブランドもあったが、2016年に元売り会社の統合があったことで、いまはいずれもエネオスブランドへと生まれ変わっている。
出光昭和シェルは、出光興産と昭和シェルが合併した会社だが、そのうちシェルブランドのハイオクは「未公表」となっている。いずれはブランドが統一されることになると思われるが、以前、系列のガソリンスタンドで店長を務め、現在は販売管理部署に籍を置く人にハイオクについて話を聞いた。
「ガソリンのレギュラーとハイオクの違いは、ハイオクにはオクタン価を上げるために添加剤や洗浄剤が含まれています。価格の違いも、その添加分が上乗せになっていると思っていいでしょう。
愛車にハイオクを給油して、クルマのパワーが上がったように感じるのは、残念ながら価格によるプラシーボ効果だと思います。ただしまったく効果がないというわけではなく、ハイオクには洗浄剤などが含まれているので、出力の向上はなくてもエンジンにとってのメリットはあります。
ウチのハイオクもお客さんの間で評判は良かったですよ。他の元売りさんのハイオクとどこが違うのか、と言われると、うーん、どうなんでしょう」と笑う。
元店長は続けてコメントした。「ブランドマークが入っていない、無印のタンクローリーが出入りするガソリンスタンドは出所不明でガソリンの品質が低い、なんていう話もよく耳にしますが、国内で石油製品を出荷できる設備は限られてくるので、粗悪なガソリンが積まれている、というのは考えにくいです。
何かを混ぜようにも、ガソリンよりも安い可燃物はそうそうないし、混ぜることでコストダウンを図ることもないでしょうね。
ただ、ガソリンの質が低いとウワサされるガソリンスタンドは確かに存在します。古いガソリンスタンドでは、地下タンクの底に貯まった水が何らかの理由で混ざってしまうことがまれにあるようです」と話す。
国内の元売り各社で販売されているハイオクは、JIS規格でオクタン価が厳密に定められているので、それぞれのガソリンの質には大きな差はないと思っていいだろう。「Aというブランドのハイオクを入れたら急にクルマが速くなった」「Bというブランドのハイオクを入れるとクルマの調子が良くなる」ということは、どうやらなさそうだ。
ただ、それぞれが自社のハイオク商品にこだわりを見せているのも事実で、エンジン清浄剤の配合やサルファーフリー(硫黄分が10ppm以下の燃料)化などを謳っている。長い目で見たとき、もしかしたら違いが出てくる可能性もある。
近年は元売り各社の合併が相次いだ結果、現在はエネオス(JXTGエネルギー)と出光昭和シェル、コスモ石油が市場を占めている状況になっている。自宅近くにあるガソリンスタンド、あるいは長年入れ続けているブランドなど、自分のカーライフに合わせて選ぶのがよいのではないだろうか。
大分県はJXTG大分製油所と太陽石油の油槽基地が有りますが、SOLATOとシェルマークのスタンド以外は殆どJXTGで積んで持っていってます。
シェルは殆どが山口県からタンクローリーが来て、元エクソンモービル系のスタンドは福岡県からも持って来てます。
大分のJXTGでは、外資系のマーク(昭和シェルよエクソンモービルなど)のローリーは入れなかったので県外から持って来てました。
現在は昭和シェルは出光と合併し、エクソンモービルはENEOSと合併したので積めますが、SOLATOだけはタンクを持っているのでそこから積んで来てます。
エクソンモービルとENEOSが合併する前の大分には、エクソンモービルのマーク車が(タンクローリーね)2台有りましたが、大分から福岡まで積みに行ってました。
行けない時はSOLATOでも積んでました。
以前の車だとパワーに関しては差は無いわな。
ただ燃費に関しては、個人的には値段位の差はあった。
メーカーもほぼほぼ値段位の差は燃費に出ていた。
まぁオクタン価と言うよりはメーカー添加剤の差だと思うけどな。
点検に出すとエンジンやオイルの汚れ方の差もあったみたいだし、エンジンが経年劣化で経たった後は差はなかったけどな。
陰に隠れて、大きなGSネットワークがありますよ。「JA-SS」というものです。
日本中にあるそれぞれのJAが経営しているガソリンスタンドです。
今のJA-SSにも、ハイオクがあるので、どのようなものか気になるものです。