コロナ禍でなぜ新車販売好調!? 自動車メーカーで唯一ダイハツが一人勝ち組の理由
売れている兄弟車のお陰でダイハツ車も売れる?
ロッキーであれば兄弟車のトヨタ「ライズ」、トールであればトヨタ「ルーミー」と「タンク」、スバルの「ジャスティ」という直接的なライバルが存在。
そのなかで、ダイハツ車が選ばれる理由とはなんなのでしょうか。首都圏のダイハツ販売店スタッフは以下のように話します。
「トヨタのライズとルーミー/タンクが大ヒットしています。そういうこともあり、『人と被りたくない』という理由でロッキーとトールを選ばれるお客さまが多いです。
どちらの車種もコンパクトなSUVとワゴンとなり、客層も若い夫婦や家族連れなど似ています。住んでいるマンションの駐車場に、既にトヨタのライズが3台停まっていたため、メーカーが異なるロッキーを選んだというお客さまもいらっしゃいました。
たまに、ほぼ同じクルマなのにトヨタ車に人気を持っていかれているという意見を頂きますが、反対ではないでしょうか。トヨタ車が売れるほど、差別化を図りたいお客さまからの購入が増えていると思います」
※ ※ ※
コロナショックで軒並み販売台数が落ち込むなか、ダイハツはロッキーというヒット車種がタイミングよくラインナップできていたことで、販売台数が落ち込まずに済んでいるようで、前出の販売店スタッフも「少しタイミングがずれていたら危なかった」と話しています。
安倍晋三首相は、2020年5月14日に新型コロナウイルス特別措置法に基づき47都道府県に発令した緊急事態宣言を39県で解除すると表明。
北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、京都、大阪、兵庫の8都道府県は緊急事態が続きますが、新型コロナウイルス収束に目処が立った形となります。
軽自動車を除いたデータで語るのは、まったく意味がないと思います。「コロナの中でも好調」というのははなはだ認識違いで、前年同期に出ていなかったクルマの差について、さも好調そうに書くのはおかしいと思います。