5歳児が車を運転!? 過去に日本でも同例が発生 責任は誰にあるのか

アメリカのユタ州で、5歳の男の子がクルマを運転して問題となったニュースが日本でも大きな話題となりました。しかし、実は過去には日本でも、子どもがクルマを運転してしまうという同様の事例があります。子どもがクルマを運転してしまった場合、どんな違反になるのでしょうか。

アメリカには「教習所がない」のも関係が?

 今回、話題になった5歳の男児は日常的にクルマを運転していた可能性が高いといわれています。日本よりもクルマ社会が根強くあるアメリカでは、幼い子どもに運転をさせる習慣があるようです。

日本と異なるアメリカのクルマ事情
日本と異なるアメリカのクルマ事情

 その大きな理由には、「免許制度」が大きく関係しています。

 アメリカには日本のように自動車教習所というものがありません。教習員がユーザーのもとまで出張する教習サービスはあるものの、基本的には筆記試験を受けた後、実技試験に合格すれば免許を取得することができます。

 もちろん公道での練習は禁止されていますが、自宅の敷地内などの私有地であれば保護者同伴で練習することが可能となっています。

 また、アメリカは州によって運転可能な年齢も異なります。なかには、18歳になるまで保護者同伴という条件付きであるものの、14歳から免許取得な州もあるようです。そのため、地域によっては、自宅の敷地内で小さい頃からバイクやクルマに乗せているケースも多いようです。

 しかし、危険であることは確かです。アメリカのテキサス州では、子どもにクルマの運転をさせたことによる死亡事故が起きています。

 当時14歳だった少女は、父親を助手席に乗せて運転の練習をしていたところ、散歩をしていた男性を轢いてしまい、被害者の男性は即死とのことでした。この事件では、少女の父親が過失致死と子どもを危険に晒した罪で逮捕されています。

 国や地域によって、運転可能な年齢や免許制度は異なりますが、子ども責任は親の責任となるのは万国共通なようです。

【画像】運転中はやっちゃダメ! 危険な行為を見る!(6枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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