運転中「目の前に蜂!」車内の緊急事態時どう対処すべき? 手軽な予防法とは

窓を開けて空気の流れを作るのもひとつの方法

 虫たちのなかには、停車中または走行中に飛び込んでくる羽虫も存在。なかでも、夏の時期に多くなる蚊は厄介です。窓を開けていて、気がついたら蚊に刺されていたという経験をした人も多いでしょう。

 殺虫剤を使用するのもいいのですが、手っ取り早いのは、窓を開けて走行し、車内に風の流れを作ることです。

車内の清掃が虫対策として効果的
車内の清掃が虫対策として効果的

 ほかに出来る予防策としては、あらかじめ虫除けスプレーを使うことや、車内向けの虫除けグッズを設置するのがお勧めです。

 もうひとつ、車内に入り込みやすい虫として考えられるのが蜘蛛です。

 車内は完璧に密閉されているわけではなく、入る隙間をゼロにすることは難しいといわれています。

 蜘蛛は種類によって、害虫を捕食してくれる「益虫(害虫を退治してくれる虫)」になるともいわれていますが、車内に巣を作られるのは嫌なものです。突然現れると、運転の妨げにもなります。

 蜘蛛の巣は、割りばしなどでからめ取って撤去するのがベスト。直接ご対面した場合は、潰してシートやマットを汚してしまうのを防止するためにも、ホウキなどで誘導するように車外へ追い出すのが得策です。

 また、蜘蛛は「暖かい場所」「水に濡れない場所」「風が強くない場所」を好む傾向があります。

 予防策としては、こちらも車内のこまめな清掃が効果的です。何より捕食する虫たちがいなければ、蜘蛛も生き続けることができません。

 また蜘蛛は柑橘系やミント系の香りなどが苦手といわれており、これらを原材料にしたアロマなどは予防策のひとつとして考えられます。

※ ※ ※

 車内に入り込む虫たちは、決してクルマ好きなワケではなく、その環境(車内)が暖かく、風を避けられ、自分の食料となるもの(食べカスなど)があるためです。

 これからの季節は窓を開ける機会も増えることから、車中での飲食後はこまめに掃除して、虫が入ってきても生存できない状態を維持することが、最大の予防策となりそうです。

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Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ

2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

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