「あなたは誰?」 日本と車名が違う人気車5選

世界展開されるモデルには、日本と海外で車名が異なるモデルがあります。今回は、そのなかで人気の5台を紹介します。

そんな名前で売られているの? 日本と違う名のクルマたち

 自動車メーカーが世界戦略車として展開するモデルには、日本と海外で車名が異なることがあります。今回は、日本と海外で異なる車名を持っている5台を紹介します。

日本では「アクア」としてお馴染みでも海外では「プリウスC」として販売されている
日本では「アクア」としてお馴染みでも海外では「プリウスC」として販売されている

●トヨタ「アクア」(海外名:プリウス C)

 日本での販売台数上位を維持し続けているトヨタのコンパクトハイブリッドカー「アクア」。しかし、海外ではハイブリッド車として強いブランド力を持つ「プリウス」の名称と、都市を意味する「City」の頭文字を組み合わせた、「プリウス C」という車名で販売されています。

 日本でアクアが販売されたのは2011年12月ですが、プリウス Cはその翌2012年から販売が開始されました。2012年1月にアジア圏、2012年3月にアメリカとカナダ、2012年4月にオーストラリアとニュージーランドとなり、約1か月ごとに新しい地域に投入されています。

 トヨタの販売実績データによれば、2017年1月までに販売された台数は、日本国内で115万4000台、海外で22万6000台となっており、海外よりも日本での人気が高い車種といえます。

 長年販売されてきたプリウス Cですが、アクア同様に9年間モデルチェンジがおこなわれることはありませんでした。そのため、北米では2019年に受注終了となっています。

●ホンダ「フィット」(海外名:ジャズ)

 ホンダを代表するコンパクトカー「フィット」は、海外でもそのままのフィットとして販売される地域と、「ジャズ」と名前を変えている地域があります。

 フィットとして販売されているのは、日本/アメリカ/中国/台湾などですが、そのほか地域である、ヨーロッパ/アジア/アフリカ/オセアニアなどでは、ジャズとして販売されています。

 日本自動車販売協会連合会によれば、2019年の日本におけるフィットの販売台数は、7万4410台でした。一方で、中国市場では約11万台、アメリカでは約3万5000台。ジャズの名前で展開されているヨーロッパで約3万台が販売されたことと比較しても、中国での販売台数は飛びぬけています。

 日本では2020年に4代目となる新型が登場しましたが、中国では先代の3代目が販売されています。3代目フィットは2014年に中国に投入されましたが、2代目と比べて価格を下げつつ、排気量や馬力などのスペックが上がったことで、人気を得たようです。

●マツダ「ロードスター」(海外名:MX-5)

 マツダの「ロードスター」は、海外では「MX-5」として親しまれています。1989年に登場した、初代「ユーノス・ロードスター」は、同年に北米で「MX-5 Miata(ミアータ)」として発売され、世界各国に展開されました。

 それまでオープンカーを購入できなかったユーザーに、ロードスターは衝撃を与え、クルマの楽しさを多くの人に広めました。ロードスターの登場は、海外の自動車メーカーも大きな影響を与えました。

 ロードスターは、2016年に初代ロードスターから数えて累積台数100万台を販売する快挙を成し遂げ、世界でもっとも販売された2シーターオープンカーとして、ギネス世界記録に認定されました。そして、この記録は現在も更新され続けています。

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