輸入SUV並の上質感 新型ハリアーとCX-5 ラグジュアリーなSUVはどっち?

スペックではどのような違いがある?

 新型ハリアーのボディサイズは、全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm。3代目モデルの全長4725mm×全幅1835mm×全高1690mm と比べて、長く広くなっているものの、全高を下げていることで、低重心のスタイルになりました。

 また、SUVとして重要な最低地上高は、従来型ハリアーのガソリン車(190mm)、ハイブリッド車(175mm)と比べて、新型ハリアーではガソリン車(195mm)、ハイブリッド車(190mm)と上がっています。

 一方のCX-5は、全長4545mm×全幅1840mm×全高1690 mm。最低地上高は、210mmと国産SUVのなかでも高い数値です。

 新型ハリアーのパワートレインは、2リッター自然吸気エンジンを搭載するガソリン車と2.5リッター自然吸気エンジン+2モーターシステム(THSII)を組み合わせたハイブリッド車が設定され、従来型の3代目にあった2リッターターボ車は廃止されました。

 なお、ガソリン車とハイブリッド車ともに2WD/4WDを設定。4WDは、ガソリン車は「ダイナミックトルクコントロール4WD」、ハイブリッド車は「E-Four」と機構が異なります。

 CX-5は、2リッター自然吸気エンジンと2.5リッターターボエンジンのガソリン車と、2.2リッターディーゼルエンジンを搭載するディーゼル車をラインナップ。

 また、ガソリン車とハイブリッド車ともに2WD/4WDを設定。ディーゼル車では6速AT/6速MTを選択できるのも特徴です。

トヨタ初採用の走行中の前後方向映像を録画可能なデジタルインナーミラー
トヨタ初採用の走行中の前後方向映像を録画可能なデジタルインナーミラー

 安全面では、新型ハリアーに歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を装備。さらに、走行中の前後方向映像を録画可能なデジタルインナーミラーをトヨタとして初採用しました。

 CX-5では、歩行者(昼夜)を検知するアドバンストSCBSなどを採用した「i-ACTIVSENSE」を装備。駐車場からバックで出る際などに接近してくる車両を検知してドライバーに警告する「リア・クロス・トラフィック・アラート」なども付いています。

 装備面において、新型ハリアーは12.3インチTFTタッチワイドディスプレイを採用し、スマートフォン連携機能も対応。さらには、アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)をハイブリッド車に設定することで、家庭用と同じコンセントを通じて電化製品を使用できるほか、停電などの非常時には発電機として使用可能です。

 CX-5では、8インチのセンターディスプレイを通して「マツダコネクト」を使用することで、さまざまなデバイスやメディアに対応したコネクティが使用できます。

 価格面では、新型ハリアーは2020年6月発売予定ということもあり、まだ公表されていませんが、従来型となる3代目ハリアーはガソリン車(300万4100円から385万円)、ハイブリッド車(384万4500円から468万9300円)です。

 CX-5(特別仕様車除く)は、ガソリン車(261万8000円から365万2000円)、ディーゼル車(293万7000円から365万7500円)となっています。

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