何が違う? 駐車禁止と駐停車禁止… 複雑な交通ルールの見分け方

見た目が似ていても、意味が全く違う標識が?

 クルマを運転するうえで紛らわしいのは、ルールの違いだけではありません。標識にも、見た目はほとんど同じなのに内容が全く違うものが存在します。

 なかでも間違えやすいとされる「一方通行と左折可能」「横断歩道ありと歩行者専用」「追い越し禁止と追い越しのための右側部分はみだし通行禁止」の3つを紹介します。

「一方通行と左折可能」は、左に矢印が向いている点が全く同じですが、「色」が異なります。一方通行が「青地に白矢印」、左折可能が「白地に青矢印」となっています。

歩行者優先の標識
歩行者優先の標識

「横断歩道ありと歩行者優先」は、人が歩いているマークという点で共通しています。横断歩道ありは、五角形に「帽子をかぶった男性」「子供2人が歩いている」の2パターンがありますが、いずれも意味は同じです。一方で、歩行者専用は、親子が2人で歩いているイラストで、標識の形状が丸型です。

「追い越し禁止と追い越しのための右側部分はみだし通行禁止」は、標識のイラストが全く同じなので、注意が必要です。

 追い越し禁止という補助標識がついていれば「追い越し行為そのものが禁止」を表し、標識のみの場合は「追い越し部分の右側斜線はみ出し禁止」の意味になります。

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