新型コロナ禍でも営業? SA/PA・GSは継続 緊急事態宣言後の実情

2020年4月7日、日本政府より緊急事態宣言が発令されました。期間は5月6日までの1カ月間で、東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡の7都府県が対象となっています。これに伴い、さまざまな店舗や施設で臨時休業や短縮営業が発表されていますが、自動車関連のサービスにはどのような影響があるのでしょうか。

営業はしているものの、「事前連絡」は必須?

 新型コロナウイルス感染の拡大を防止するために、不要不急の外出を自粛することが政府から要請されていますが、必要な外出は存在します。

 そこで、不特定多数の人が利用する電車やバスといった公共交通機関と比べ、他者との接触が少ないクルマでの移動が、地方をはじめ都内でも増えているようです。

サービスエリアのイメージ
サービスエリアのイメージ

 クルマでの移動において重要となる、高速道路のパーキングエリア/パーキングエリア(SA/PA)やガソリンスタンドの営業はどのような対応が取られているのでしょうか。

 高速道路のSA/PAについて、NEXCO東日本は以下のように話します。

――4月13日現在、高速道路の閉鎖などはおこなわれていませんが、閉鎖の可能性はあるのでしょうか。
 
 現時点では、弊社において具体的に検討している対応はありません。

――緊急事態宣言はサービスエリアの営業には、なんらかの影響はあるのでしょうか。
 
 緊急事態宣言が発令された各自治体の知事から外出自粛などの要請がなされた場合、当該地域内のSA/PA(38か所)に設置されているガソリンスタンドやコンビニエンスストア、自動販売機については通常どおり24時間営業を予定しています。

 それ以外の店舗(レストラン、フードコート、物販コーナー)については、営業休止を含む営業時間の短縮や、販売メニューの制限などを検討しており、詳細については決まり次第、当社ホームページなどでお知らせいたします。

※ ※ ※
 
 高速道路では、一般のドライバーだけでなく各流通業者も利用するため、即座に閉鎖とはなっていないようです。

 しかし、SA/PA内の店舗への対応は今後も変化が予想されるため、利用する際は事前にHPなどで情報のチェックをおこないましょう。

 続いて、クルマを走らせるために必要不可欠なガソリンスタンドはどういった対応をおこなっているのしょうか。

 全国に約600店舗のガソリンスタンドを展開する、ENEOSフロンティアの担当者は以下のように話します。

「現在、新型コロナウイルスの感染拡大対策として、一部店舗では営業時間の短縮または休業という措置を取っています。

 しかし、一般の方だけでなく緊急車両などにおいても、ガソリンが無いと活動に支障が出てしまうのも事実です。

 感染拡大防止のためには閉めざるを得ない店舗もありますが、生活を守れるための営業もできるよう、今後も慎重に検討していきます」

※ ※ ※

 高速道路と同様、ガソリンが無ければクルマを走らせることができず、「その先」にいる多くの人々に影響が出てしまいます。高速道路に関連するサービスやガソリンスタンドは、営業地域によって異なる対応をおこなっているようです。

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