新型コロナ対策でクルマの除菌、何をすべき? 密閉空間での感染防ぐ方法とは

新型コロナウイルスが、密閉された空間での空気感染や飛沫感染によって、爆発的な感染拡大を見せています。現在、「不要不急の外出をしない」「人が密集した空間には近づかない」などの対策が取られていますが、危険なのは満員電車やイベント会場ばかりではありません。日常的に利用するクルマにも感染のリスクは潜んでいます。車内で除菌すべきポイントとは、どのようなものなのでしょうか。

車内でのウイルス感染を予防! アルコール製品の除菌効果とは

 新型コロナウイルスの感染予防のために「3密」を避けるよう、行政からの指導がおこなわれています。3密とは「密閉空間」「密集場所」「(間近での会話)などの密接場面」の3つのことです。

 そして、通勤に利用するバスや電車だけでなく、車内も3密の要件を満たす場合があり得ます。家族内での感染を防ぐためにも、常に車内を清潔に保つ必要がありますが、どのように除菌すればよいのでしょうか。

クルマのなかは手で触る箇所が数多くある
クルマのなかは手で触る箇所が数多くある

 厚生労働省によると、新型コロナウイルスは「飛沫感染」と「接触感染」というふたつのルートで感染します。

 咳やクシャミで飛散したウイルスによる「飛沫感染」は、鼻と口をマスクで覆うことが有効な対策となります。

 さらに、クルマを利用する上で特に気を付けるべきは、ウイルスが付いた手で触ることで感染が広がる「接触感染」です。

 厚生労働省が発表する「手洗いの回数・時間による効果」によれば、手を洗っていない状態の場合、約100万個ものウイルスが付着しているとされています。

 また、手で操作するスマホには、よく数多くのウイルスや菌が付着しているといわれていますが、そのスマホを触ったあとのハンドルやシートにも、ウイルスが大量に付着してしまう可能性があります。

 また、カーナビ画面は要注意です。液晶画面は、スマホと同様に皮脂や唾液が付着しやすく、細菌が繁殖しやすいとされています。車内でとくに注意すべき除菌ポイントとして覚えましょう。

 車内では他にもシフトレバー、ダッシュボード、内側ドアハンドル、シートベルト、鍵など、クルマ全体にウイルスが付いている可能性があります。

 加えて、密閉された空間を大人数が利用することで一気に「空気感染」が広がる可能性があります。家族で利用する自家用車はもちろん、不特定多数の人間が利用する社用車やレンタカーでも同様です。

 では、車内のウイルスを退治するための消毒のポイントはどこなのでしょうか。

 厚生労働省が発表する「新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(日本環境感染学会とりまとめ)」によると、ウイルスは物についてもしばらく生存していることから、ドアの取っ手やノブなどにウイルスがついている可能性があるといいます。その場合、水拭きするか、アルコールで拭くことが推奨されています。

 また、大手除菌製品メーカーがおこなったウイルス試験によると、アルコールやその他の成分の作用でコロナウイルスの99.9%以上が不活性化しているとのことです。

 改めて、車内も含めた除菌にはアルコール(エタノール)等の除菌成分による殺菌・消毒が有効といえます。

【画像】ささっと知りたい人用! 車内の除菌ポイントをチェック(10枚)

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