一世を風靡したのに今では忘れさられた存在!? 過去に大ヒットした車5選

かつてヒットして街にあふれていたクルマでも、月日が経つとだんだんと見かけなくなり、いまでは忘れられてしまった……。そんな、過去に大ヒットしたクルマを5車種ピックアップして紹介します。

懐かしの大ヒット車を振り返る!

 これまでヒット作となったクルマは数多く存在しますが、発売から月日が経つとだんだんと見かけなくなり、やがて忘れ去られてしまいます。

ベストセラーとなったクルマでも、いつかは忘れ去られてしまう!?
ベストセラーとなったクルマでも、いつかは忘れ去られてしまう!?

 かつて街にあふれていたクルマでも古くなると廃車され、資源として再生される運命にあるのは避けられません。

 希少価値や趣味性が高いクルマは生き残りますが、大ヒットしたクルマの多くは淘汰されるスピードも速いといえるでしょう。

 そこで、いまではあまり見られなくなった、過去に大ヒットしたクルマを5車種ピックアップして紹介します。

●日産「ブルーバード」

秀逸なスタイルと走りで大ヒットした6代目「ブルーバード」
秀逸なスタイルと走りで大ヒットした6代目「ブルーバード」

 1959年に発売されたダットサン「ブルーバード」は、最大のライバルであるトヨタ「コロナ」と激しい販売競争を繰り広げ、日本のモータリゼーションの発展に大きく貢献したクルマです。

 そして、1979年に登場した6代目ブルーバードは、大ヒットした3代目を連想させるような直線基調のボディデザインが好評を博し、同時期の6代目コロナを販売台数で抜き去ることに成功。

 発売後から1982年2月まで、小型車クラスの販売台数27か月連続トップという驚異的なセールスを記録しました。

 パワーユニットは急速燃焼の実現のためツインプラグとした「Z型」エンジンを基本とし、1980年には1.8リッター直列4気筒エンジンにターボチャージャーを装着した「Z18ET型」エンジンを搭載した「ターボSSS」をラインナップ。

 このターボSSSは、エンジンのパワフルさやピックアップの良さとともに、走行安定性を高めたサスペンションも高い評価を得ました。

 なお、ブルーバードシリーズでこの6代目が最後のFR車となったため、生粋のブルーバードファンにとって、いまも特別な1台となっています。

●スバル「レガシィ ツーリングワゴン」

ステーションワゴンブームの火付け役となった「レガシィ ツーリングワゴン」
ステーションワゴンブームの火付け役となった「レガシィ ツーリングワゴン」

 生活に根ざした4WDセダン/ステーションワゴンという、独自のマーケットを切り開いたスバル「レオーネ」の後継車として1989年にデビューした「レガシィ」は、新世代のセダン/ステーションワゴンとして大いに話題となりました。

 新開発の2リッター水平対向4気筒エンジンを搭載し、ターボモデルでは当時の2リッタークラス最強の220馬力を発揮。

 この高性能エンジンとフルタイム4WDシステムを搭載した「レガシィ ツーリングワゴン」は、スキーブームやアウトドアレジャーブームという背景もあって、大ヒットしました。

 レガシィ登場以前もステーションワゴンは数多く存在しましたが、商用バンのイメージが強く、そのイメージを払拭したのがレガシィです。

 レガシィ ツーリングワゴンの成功を目の当たりにした国産メーカー各社が、後にステーションワゴンを次々と発売するという現象が起きました。

●三菱「ディアマンテ」

「ディアマンテ」の登場で3ナンバーFFセダン人気が急上昇した
「ディアマンテ」の登場で3ナンバーFFセダン人気が急上昇した

 バブル景気でアッパーミドルクラスセダンの人気が高まっていた1990年、三菱から3ナンバー専用車の「ディアマンテ」が発売されました。

 当時のセダンは5ナンバーサイズが販売の主力でしたが、ディアマンテは全長4740mm×全幅1775mm×全高1410mmの堂々としたサイズが特徴で、押し出し感の強いデザインも相まって、好景気によって上流志向のユーザーを獲得し、ヒット作になります。

 エンジンは2リッター、2.5リッター、3リッターのいずれもV型6気筒エンジンを横置きに搭載し、駆動方式はFFと4WDを設定。

 もっとも売れたグレードはFFの2.5リッターエンジン搭載車で、ドライブフィールは重厚感がある高級車然としていて、手頃な価格ということもあり、若年層からも人気を博します。

 そして、ディアマンテのヒットによって、他社も3ナンバーサイズのミドルクラスセダンを次々に発売して、追従しました。

【画像】大ヒットしたけど今はレア車!? 懐かしのベストセラーを見る(14枚)

まさか自分のクルマが… 高級外車のような超高音質にできるとっておきの方法を見る!

画像ギャラリー

1 2

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. ウ~ン
    mandomすわ。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー