居眠り運転は違反? 襲いかかる睡魔… 眠気に効く対策5選
渋滞などで眠気が襲ってきた場合に効果を発揮する対策法5選を紹介します。
居眠り運転は交通違反になる?
クルマでの移動で厄介なのが、ドライバーに突如襲ってくる眠気です。とくに、GWなどは渋滞にはまりやすく眠くなる条件が揃っているため、眠気防止の対処法や対策グッズが欠かせません。今回は、渋滞などで眠気が襲ってきた場合に効果を発揮する対策法を5つ紹介します。
居眠り運転は、道路交通上では明確な定義がされていないものの、居眠りによって正常な判断や運転がされていない場合には、道路交通法70条の安全運転義務違反が適用され、違反点数2点・反則金9000円(普通自動車)が課せられる可能性があるのです。
状況によっては過労からの眠気ということも考えられ、「過労運転」が適用される可能性もあります。道路交通法66条には「何人も、前条第一項に規定する場合のほか、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。」と記載されています。
過労運転と判断された場合は刑事罰の対象となり、基礎点数25点が加算され一発で免許停止となるほか、「3年以下の懲役または50万円以下の罰金刑」といった、非常に重い罰則が適用かもしれません。
では、眠気に効果的な方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
●ツボ
クルマの狭い車内でも簡単にできる対策法が、眠気に効果があると言われている「手のツボ」です。
まず、「合谷」と呼ばれる、手の甲の親指と人差し指の間にあるツボです。指の骨が交わるあたりから少しだけ人差し指寄りにあり、反対の手の親指でグッと押し続け、これを両手に交互に繰り返します。
次に、「中衝」と呼ばれる、中指の爪の生え際から約3mm下にあるツボです。反対の手の親指と人差し指で、ツボがある中指を強く挟むように刺激し、痛さが感じにくいときは親指を少し立てて押すのも効果的です。
最後は、「晴明」と呼ばれる、目頭の近くにあるツボです。鼻の骨の上側にあり、目頭よりはやや内側のくぼみ部分にあたり、片方の手の親指と人差し指でつまむように刺激します。目がスッキリとした感覚があると同時に、目の疲労回復にも良いといわれています。
ツボの基本的な押し方は、ゆっくりと息を吐きながら少し痛さが伝わる強さで5秒程度押し続けます。これを3回から5回程度繰り返します。
なお、ツボ押しはハンドルから完全に手を離すことになるので、SA/PAなど停車した状態でおこないましょう。
●ストレッチ
同じ姿勢で長時間運転席に座っている場合には、ストレッチが効果的です。SA/PAなどで停車できる状況であれば、クルマから降りて凝り固まった姿勢をほぐすことができます。また、運転席に座った状態でも、ポイントごとにストレッチするだけ気分爽快にできることもあります。
まず、「末端神経」を刺激するためには手首のストレッチは欠かせません。両手をぶらぶらと振るだけでも効果がありますが、グーパー運動はさらに効果があります。左右の手を交互にグーパーすることで血流が良くなると同時に、間違わないように頭を使うため眠気防止にもなります。
次に、腰のストレッチも効果的です。座席に座ったまま腰を左右に大きくひねります。ゆっくりと痛さが少し感じるあたりまでひねることで、背筋が伸びスッキリとした感覚になると同時に腰痛予防にもなるのでおすすめです。
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