トヨタ・ホンダ・日産… 新型コロナの影響で生産工場の停止が相次ぐ
国産自動車メーカーのトヨタ・ホンダ・日産は、新型コロナウイルスの影響を受けて、欧州や北米での生産工場を一時的に停止することを明かしました。
新型コロナの影響がさまざまな分野に…
日本では、新型コロナウイルスの猛威に歯止めが掛かりつつあるという報道が出始めた3月中旬。欧州や北米では、依然として感染者数が増加の一途を辿り、さまざまな経済面にも影響が出ています。トヨタ・ホンダ・日産も各国や地域の生産工場を停止するとアナウンスしています。
トヨタの欧州法人は、3月18日に「現在のヨーロッパにおけるコロナウイルスの世界的流行の加速とその社会的および経済的影響に照らして、運営状況について最新情報を提供する」とアナウンス。
トヨタの欧州における各事業体は、全体で新型コロナウイルスの拡散を防止または遅らせる努力を支援するために、保健当局の推奨事項に沿った一連の措置を実施。
情報の共有として、オフィススタッフのために自宅で仕事をするように要求するとともに、重要ではないイベントまたは会議の削除または延期と社会的距離をおこなうよう対策を実施しています。。
生産業務に関しては同日から追って通知があるまで、車両とエンジン/トランスミッションの生産工場を欧州で段階的に停止することを決定しました。
また、米国、カナダやメキシコを含む北米市場のすべての車両および部品工場で生産を3月23日から24日まで停止。3月25日に生産を再開することを明かしています。
ホンダの北米法人でも、米国市場すべての自動車生産工場で生産を調整すると発表。3月23日から6日間生産を停止し、現在の計画では同月31日に生産を再開する予定で、この6日間で生産を約4万台削減します。
ホンダの同法人は、「急速に変化する新型コロナウイルスの市場への影響が進化するにつれて、ホンダは引き続き、必要に応じて追加の調整をおこないます。この生産調整を実施するにあたり、生産を市場の需要に合わせる販売への慎重なアプローチを通じて、慎重に事業を管理し続けています」と説明しています。
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日産の米国法人も製造施設の生産を3月20日から4月6日に一時停止することを発表しました。
同社は、新型コロナウイルスに対して可能な限り封じ込めの取り組みを強化するとし、さまざまな安全対策を講じるようです。
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