クルマの給油口はなぜ左右バラバラ? 昔はマフラーの反対側にあったワケとは

給油口の位置は日本ならではの理由もあった?

 クルマの給油口やマフラーの配置は、「道のどちらを走るか」にも影響を受けているとされています。

かつては給油口と排気口は反対にあるのが一般的だった?
かつては給油口と排気口は反対にあるのが一般的だった?

 日本は、英国や英国連邦の国と同じく、クルマは左側通行となっています。歩道もクルマの左側にあります。

 マフラーが左側にあると、マフラーから出る熱や排気ガスが歩行者に当たってしまうことから、国産車はマフラーが右側についていることが多く、給油口が左側、つまり歩行者側にあることが多いとされています。

 道路の違いによる影響は、バイクにも見ることができます。

 例えばバイクを動かす場合、日本や英国では左側からバイクを押します。そのため、国産バイクでは、押す人に当たらないよう車体の右側にマフラーがあるバイクが少なくありません。

 しかし、右側通行の国では事情が逆転し、車体の左側、つまり日本では歩行者側にマフラーが設置されています。

 右側通行の国であるドイツ・BMWのバイクでは、「R nineT」が実際に歩行者側にマフラーを装備しています。

※ ※ ※

 給油口は、クルマのデザインや構造によっても制約を受けることがあります。

 BMWなど、もともと右側通行の国で作られていたクルマでは、燃料タンクなどの構造から「右ハンドルにできても、左側給油にできない」ということもあります。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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