トヨタ新型「ヤリス」販売好調 若者向けイメチェンもなぜか購入半数が60代以上な理由とは

2020年2月にフルモデルチェンジしたトヨタ「ヤリス」は、デザインや走行性能、安全装備などを一新し、まったく新しいクルマに生まれ変わりました。すでに約3万7000台を受注していますが、半数は60代以上が占めているといいます。それはなぜなのでしょうか。

前身「ヴィッツ」から一新! 新型「ヤリス」の魅力とは?

 2020年2月10日に発売されたトヨタ新型「ヤリス」は、これまで日本では「ヴィッツ」というモデル名で親しまれてきました。すでに目標以上の台数が受注されていますが、半数は60代以上が占めているといいます。それはなぜなのでしょうか。

トヨタ新型「ヤリス」
トヨタ新型「ヤリス」

 新型ヤリスは、日本をはじめ欧州などの海外市場でも販売されるトヨタの大切なグローバルモデルです。

 日本では、早くも約3万7000台の受注を達成し、好調な立ち上がりを見せている新型ヤリスですが、ヴィッツから乗り換えるユーザーも多いようです。

 新しいTNGAプラットフォーム(GA-B)の採用によって実現した、低重心でスタイリッシュなデザインや、最新の安全・安心装備などが、多くのユーザーから好評。コンパクトなボディで運転がしやすく、スポーティな走行性能という点も購入者からの評価が高いとされています。

 新型ヤリスのパワートレインは、1リッターガソリン、新開発の1.5リッターガソリン、1.5リッターハイブリッドをラインナップしています。

 とくに1.5リッターハイブリッドは、バッテリーのセルを「プリウス」より小型化しながら、より出力の出る電池を使用。アクセル操作に対してモーターアシストを強化して、意のままに走れるクルマとしました。

 ハイブリッドモデル(1.5リッター/2WD)のWLTCモード燃費は36.0km/Lと、クラス世界トップレベルを達成。経済性にも優れています。

 前席のシートはゆったりとして座り心地が良いのですが、その一方で、後席の居住性については、ヴィッツと同等のスペースを確保しているものの、狭いと感じる人もいるようで、ユーザーからは「後席がもう少し広いほうが良い」という意見もあるようです。

 新型ヤリスの開発者は「今回のヤリスはクルマを5ナンバーサイズの枠のなかで、クルマを大きくせずに進化させました。そのなかで、運転席・助手席をしっかり確保しました」と説明しており、限られたボディサイズのなかで最大限の進化を遂げているといえます。

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 購入者の半数を60代以上が占めており、その理由として、新型ヤリスがサポカー補助金の対象車となっていることも少なからず関係しているようです。

 サポカー補助金とは、65歳以上のドライバーの事故防止策の一環で、予防安全装置を備えた「対歩行者衝突被害軽減ブレーキ」や「ペダル踏み間違い急発進等抑制装置」搭載車、「後付けのペダル踏み間違い急発進等抑制装置」の購入等を補助する目的として、補助金が交付されるものです。

 条件にもよりますが、最大10万円の補助を受け取れるとあって、60代の親が購入し、子どもと共有して乗るというケースも多いことから、半数以上を60代が占める結果となったのかもしれません。

 またトヨタによると、サブスクリプションサービス「KINTO」においても、新型ヤリスは人気だといいます。

 KINTOでは、車両代や保険、メンテナンス、税金が含まれて、月額3万9930円(消費税込)から新型ヤリスに乗ることができるため、コンパクトSUV「ライズ」に次いで、多くのユーザーに選ばれているようです。

【画像】スタイリッシュに進化したトヨタ新型「ヤリス」(33枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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