マイカーが必需品な地域の家計事情は? 若年層が車を維持する実態とは
実際にクルマを譲ってもらうのはレアケース?
「クルマは譲ってもらえることもある」という話もありましたが、本当に譲ってもらえるものなのでしょうか。また、譲ってもらうことがあっても、欲しいクルマではないこともあるかもしれません。
仙台市に住む女性は、次のように話しています。
「私は自動車販売店で新車を購入しました。メーカーとか、車種に対するこだわりはあまりないです。一番大事なのは、子供や家族がみんなで乗ることができるかどうかです。
ちょっとした買い物から実家への帰省にも使うので、家族全員が乗られて、まとまった荷物が詰めるクルマが良いと思います。
そういう意味では、古いクルマを譲ってもらっても困ってしまうかもしれません。余裕があればハイブリッドカーが欲しいですね」
当然ですが、クルマを譲り受ける場合は車種を選ぶことはできません。家庭の事情によっては、譲ってもらうことが必ずしも良いこととは限らないようです。
また、秋田県にあるカー用品販売店のスタッフは、次のように話します。
「クルマを譲ってもらうときは、メンテナンスの記録などクルマの素性がハッキリしていないと、あとから不具合が出て修理費用がかさむことがあります。
日常的に使われていたのか、しばらく乗っていなかったのかによって、バッテリーやオイルなどクルマの状態も変わってくるため、注意が必要です」
「タダより高いものはない」という言葉があるように、クルマの管理状況によっては、譲り受けた後に思わず出費を強いられることもありそうです。
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地方では、クルマは生活に無くてはならないものです。
決して安くない買い物ですが、親族関係などのネットワークや、実家暮らしといった環境があることで、クルマを購入・維持しています。
都会では隣に住む人の顔も知らないといわれることもありますが、地方の強いつながりは、クルマを購入したり、維持するうえで必要なものなのかもしれません。
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