8ナンバーは車検費用が安くなる!? 不正登録も多発した8ナンバー車は本当に得か?
8ナンバーを取得するための条件とは
実際に8ナンバーを取得するには、国土交通省によって定められた以下の構造要件を満たす必要があります。
「最大積載量を有する自動車にあっては、自動車の乗車設備と物品積載装置との間には、適当な隔壁又は保護仕切等を備えたものであること。
ただし、最大積載量500kg以下の自動車で乗車人員が座席の背あてにより積載物品から保護される構造と認められるものにあっては、この限りでない。
乗車設備及び物品積載設備を最大に利用した状態で、水平かつ平坦な面(以下「基準面」という。)に特種な設備を投影した場合の面積が1平方メートル(軽自動車にあっては、0.6平方メートル)以上であること。
特種な設備の占有する面積は、運転者席を除く客室の床面積及び物品積載設備の床面積並びに特種な設備の占有する面積の合計面積の2分の1を超えること。」
キャンピングカーで考えると、寝台、調理設備、上下水設備、といったものが設備要件に当てはまります。
ただ、最大積載量500kg以上で積載スペース及び乗用スペースの仕切りがないキャンピングカーは、認められない場合もあります。
同様に、調理設備や上下水設備がないものも、キャンピングカーとしての登録はできません。
ちなみに、セダンといったクルマも8ナンバーに登録することができますが、冒頭でも説明したように、8ナンバーの特種車両は、いくつかの種類分けがされています。
そのためセダンの場合は、キャンピングカー枠ではなく、放送宣伝車として登録するケースが大半です。
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一般的なクルマに比べて、8ナンバーの車両は税金や自賠責などの負担額が安くなるのはたしかです。
しかし、特種なクルマになるため、車検費用を考えると、全体を通しての維持費はそこまで大きく変わりません。
任意保険の加入で都合がよくないなどのデメリットも考えられます。
維持費の節約を目的に8ナンバーへの変更を考えている人は、きちんと用途と費用を考慮してからおこなうのがよいでしょう。
特種用途は例えばゴミ収集車など構造的にリヤバンパーの規準が緩和されたり、早い話が妊婦はシートベルト免除みたいなアホなトチ狂った安全規準が税制と平行に行われてるんですね。
本来は型式に改が刻まれる車は優遇税制の対象外なのにアホがごねるとアホが妥協する政ばかりなので正直者かバカを見る世なのですね。