カッコイイのに日本で売っていない!? レアなコンパクトSUV5選

フィットとヤリスに早くもSUVが登場!?

●ホンダ「WR-V」

先代「フィット」をベースにつくられた、スタイリッシュな「WR-V」
先代「フィット」をベースにつくられた、スタイリッシュな「WR-V」

 ホンダがブラジルやインドで販売しているコンパクトSUVが「WR-V」です。先代「フィット」をベースにしていますが、よりSUVらしさを際立たせるため、フロントバンパーやヘッドライトが専用品となり、フェンダーアーチやボディ下回りに樹脂パーツを採用。車高も引き上げられてワイルドなイメージとなっています。

 ボディサイズは全長4000mm×全幅1734mm×全高1599mmとコンパクトながらも、グレードによっては「マジックシート」と命名されたシートアレンジによって、カヤックや自転車のような長い荷物も詰めるように配慮されています。

 搭載されるエンジンは1.5リッター直列4気筒で115馬力を発揮。トランスミッションはCVTのみです。

 日本に導入されるのではという噂もあったようですが、残念ながら導入されないままベースとなるフィットが新型となってしまいました。

●トヨタ「ヤリスクロス」

グローバルの「ヤリス」とは異なる「ヤリスクロス」
グローバルの「ヤリス」とは異なる「ヤリスクロス」

 トヨタはタイ市場向けに「ヤリス」を販売していますが、日本市場のヤリスとは異なるシャシが採用され、大きさやデザインも違う別モデルとなっています。

 このヤリスに3万5000バーツ(日本円換算で約12万円)のパッケージオプションを装着し、SUV風に仕立て上げたのが「ヤリスクロス」です。

 オプションの内容としては、フロントからサイド、リアアンダーに至る樹脂パーツ、フェンダーモール、車高30mmアップ、専用ホイール、ブラックルーフなどが挙げられます。

 これらのパーツを装着すれば、ヤリスはスポーティかつスタイリッシュなSUVに変貌しますが、専用パーツのパッケージオプションという手法は、非常に斬新です。

※ ※ ※

 近年、既存のモデルをSUV風に仕立てるのが日本で流行っています。ゼロからSUVを開発するのにくらべて、手軽にSUV風にできるというメリットがあるからでしょう。

 一方で、どこからがSUVなのかという線引きも難しくなっており、メーカーが「このモデルはSUVだ」と宣言すればSUVにカテゴライズされるのが現状です。

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