操作ミスはパニックが要因!? ペダルやシフトの誤作動を防ぐ方法とは
クルマのペダル踏み間違い事故防止に向け、各自動車メーカーは事故を未然に防ぐ機能のついたクルマを積極的に開発・販売していますが、じつは踏み間違い事故防止のためにはペダル以外にも誤操作してはならない重要な要素があるといいます。はたして、事故防止のためには何が重要なのでしょうか。
ペダルの踏み間違い事故防止には、ペダルとシフト両方の誤操作防止が必要
クルマのペダル踏み間違い事故の防止に向け、各自動車メーカーは踏み間違いを防止する機能のついた新車を開発・販売しているほか、すでに販売されたクルマへも装着できるキットも一部のメーカーから販売されています。
このような技術開発によって、将来的にペダルの踏み間違い事故はなくなるのでしょうか。
ペダルの踏み間違い事故も含め、交通事故の調査研究や分析などを幅広くおこなっている公益財団法人 交通事故総合分析センターの担当者は、次のように説明します。
「ペダルを踏み間違える要因はひとつではなく、複合的な要素が重なって発生します。意図しない挙動になることでパニック状態に陥り、誤操作をしていることを認識できなくなって事故にいたることもあります」
ペダルの踏み間違え事故が起こってしまうまでの間には、ペダルの踏み間違えだけでなく、シフトレバーの入れ間違えがあわせて起きている場合もあります。
シフトレバーを入れ間違えたことで意図しない進行方向へクルマが進み、それを防ぐために急ブレーキを踏んだつもりが急アクセルになってしまう、というケースです。
シフトの入れ間違いには、AT車のシフトレバーの種類や操作方法が多様化しているという背景もあると指摘されています。
操作方法についてそれぞれの種類を見ると、従来からあるシフトレバーが選択したシフトポジションに留まるタイプと、トヨタ「プリウス」などのハイブリッド車に多く採用される小さめのシフトレバーをシフトポジションに動かすと定位置へ戻るタイプ、そしてシフトをボタンで選択するタイプがあります。
とくに、シフトレバーが定位置に戻る新しいタイプは、自分がどのポジションへ選択したかわからなくなりやすい、という声も聞かれます。
なぜ、クルマのシフトレバーは多様化しているのでしょうか。大手自動車メーカーの担当者は次のように話します。
「シフトレバーの方式が異なる理由として、まずガソリン車とハイブリッド車の差別化や、ドライバーが運転する際に瞬時に違いが分かるためなど、さまざまな要因があると思います。
また、機械的ではなく電気信号で制御するシフトバイワイヤ機構が最近普及したことによって、自由度の高いデザインや場所を選ばずに設置できるメリットが出てきました。
その結果、クルマに対する最先端・高級感なイメージを演出するためにシフトレバーではないタイプを採用する例も増えています」
新しいシステムの開発によるクルマの誤操作防止はもちろん重要ですが、シフトをはじめとした部分でのわかりやすい操作系を採用することも、テーマのひとつとなっていきそうです。
その前に踏み間違いかを立証しないとね。
仮に高齢者なら何で踏み間違いの証言だけをだけを疑い無く認めて事故処理をするのだろうか?
こーいう公式紛いな事故調査は是非やめてほしいね。