ガソリンの「デリカD:5」13年の歴史に幕 三菱のSUVミニバンはディーゼルに統一へ
三菱「デリカD:5」のガソリン仕様が、2019年12月末に生産終了していたことが明らかになりました。今後、デリカD:5はディーゼル仕様に統一されます。
さらばガソリン仕様! 「デリカD:5」はディーゼル仕様のみに
三菱のSUVミニバン「デリカD:5」のガソリン仕様が、2019年末に生産終了していたことが明らかになりました。ガソリン仕様の発売は2007年1月で、約13年にわたる生産の末、販売を終了しました。
2019年2月にはディーゼル仕様のデリカD:5のみビッグマイナーチェンジがおこなわれて新型モデルとなり、ガソリン仕様は旧型モデルというかたちで新型モデルと10か月間併売されていました。なぜこのタイミングで販売終了となったのでしょうか。
当初、詳細な時期は明かされていなかったものの、ガソリン仕様のデリカD:5の生産が終了することは2019年の秋ごろに予告されていました。
三菱の公式ウェブサイトには2019年秋ごろから「2019年10月23日以降のご注文につきましては、生産終了により、グレード、カラー、メーカーオプションなどが、お客様のご希望に添えない場合がございます。」と記載。
実際には2019年10月以降も2か月ほどガソリン仕様の生産が続けられていましたが、2020年2月現在は在庫車のみの対応となっています。
ガソリン仕様がディーゼル仕様と10か月間併売され、その後販売終了となった理由について、三菱の広報担当者は次のようにコメントします。
「2019年2月にディーゼル仕様がビッグマイナーチェンジした後も、ガソリン仕様を併売していた理由としては、ディーゼル仕様の車両価格がガソリン仕様と比較して高かったことが挙げられます。
またフロントデザインにおいて、ディーゼル仕様よりもガソリン仕様の顔つきの方が好みという人がいたことも理由のひとつです。
しかし、併売期間の販売実績では、8割の人がディーゼル仕様を選択していました。新型モデルであるディーゼル仕様は内装や安全装備が新しく、リセールバリューが高いというメリットもあることが理由と思われます」
また三菱の販売店スタッフにも話を聞いたところ、「ガソリン仕様よりもディーゼル仕様の方が良く売れていたのは事実ですが、ガソリン仕様の販売が終了すると分かってからは、在庫分のガソリン仕様を購入するユーザーもぽつぽつといらっしゃいます」とコメントします。
ディーゼル仕様のデリカD:5は、車両価格(消費税込、以下同様)が391万3800円から447万2600円という設定です。一方、既に在庫限りとなっているガソリン仕様のデリカD:5は249万4800円から327万8000円という価格帯となっていました。
8割なんて嘘くさいな、要はガソリンがCVTであるが為の統合策だろ?
あれだけCVTを優位なミッションと推すならディーゼル用のトルク対応型を開発するのが道理ではないのか?今更にガソリンをステップATに戻すのはプライドが許さないのか?
それとリセーバリューにしても騒音、振動共に20年前のレベルのデリカのディーゼルに値が付けられるか疑問だしね。
ろくに味見をしない顧客を鴨に調子こいた商売をしてるとリコール隠しの悪夢が甦るぞ!
CVTはRVRやエクリプスクロス(ガソリン車)等でも使い続けているから、あまり理由ではないのでは?
予防安全装備の有無や内外装を新旧2種類作り分けるのは部品調達上も生産ライン上も手間なので、マイチェン後の新型に統一したいというだけの話ではないかと。
三菱は、同じクルマの外装を変えて2,3車種に作り分けるような芸当ができる規模のメーカーではないでしょうし。
かつてISUZUがWFR型式として生産していたオリジナルのファーゴの4F型ディーゼルよりデリカのディーゼルは騒音が激しいし、よくもあんな煮詰めが甘い原動機を市場に出したもんだと思うし、要はガソリンはCVTではデリカのようなヘビー級では単なるトルク殺しの障害でしかないことが市場で炙り出されたタイミングなんだろうね。
よく車のニュースで定番の車体剛性もスターワゴン時代のFRベースなら分からんでもないけどD5は横置きエンジンの前輪駆動ベースでミッションの容量などCVT以前の問題でRVRですら百歩譲った結果の採用なんだろうよ、陸運局に事前に出す諸元を見たらどんな素人だってD5なんて買うとは思わないけどね。
販売店で配布するカタログの主要諸元ですらページの末端に追いやられてまやかし物の車体剛性とか宣伝文句と国のエコカー優遇措置の締め切りの駆け込みで軽油燃料に流れてるだけで誰も商品の味見なんてしてないだろ