「アルファード」より上質! 想像以上に「静か!」な新型グランエースの魅力

「6人乗り」と「8人乗り」どちらが良い?

 グランエースのシート展開は、6人乗りのリア4席はゴージャスなセパレートタイプ。最近フルフラットが普通になった国際線のビジネスクラスにこそ届かないものの、国内線のプレミアムシートや、新幹線のグランクラスと同等の快適性を持っています。

 アルファードの2列目シートとも引き分けます。成田から都内のホテル程度の移動であれば快適至極です。

国内線のプレミアムシート並の快適なシート(6人乗りの2列目シート)
国内線のプレミアムシート並の快適なシート(6人乗りの2列目シート)

 8人乗りの4列シートは、に6人乗り仕様よりスペックダウンした2列目シートとなります。そして、後ろに行くにしたがってゴージャスさの薄いシートになっていくのです。

 8人乗ると荷物を積むスペースが不足するため、短距離で6人乗せる送迎車という感じ。ビジネスユースとして考えたら少し中途半端かもしれず、むしろ11人乗りが欲しいかも。

電子制御系は自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)がレーダー+カメラのシステムで夜の歩行者も対応。アダプティブクルーズコントロールは停止前に解除される一世代前のスペック。

 しかし、送迎時ではドライバーがプロなので問題無いと思います。ということで送迎車としては素晴らしいクルマに仕上がっており、販売が好調ならば11人乗りのファミリーユースなど設定して欲しいです。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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