1日ポッキリの自動車保険が存在!? 役立つのはどんな場面なのか?

1日単位で自動車保険を利用できるサービスがあり、注目を集めています。しかし、クルマ所有者の多くは任意保険にも加入しており、レンタカーを利用する場合はレンタル料金に保険料が含まれているのが一般的です。では、ちょいのり保険とはどのような場面で活用するサービスなのでしょうか。

24時間単位の自動車保険、加入方法や、気になるサービス内容は?

 一般的な自動車保険は、1年ごとに契約更新するサービスが多く、365日毎日運転する人も週末のみ運転する人も1年分の保険料を支払います。さらに、基本的に契約時には「本人限定or家族限定orすべての運転者」なのか、運転手を決定しなければなりません。

 その一方、1日単位で利用できる自動車保険というサービスも存在し、ある特定の日だけ加入する、という使い方も可能です。はたして、どのような場面で活用できるサービスなのでしょうか。

いつ活用する? 1日単位の自動車保険
いつ活用する? 1日単位の自動車保険

 1日単位で利用可能な自動車保険(任意保険)は、万が一の事故やトラブルの際に備えることができるほか、保険料は1日500円程度からと少額なため、家族や友人のクルマを借りて運転する場合でも、気兼ねなく加入することができます。

 また、これはクルマを借りる側だけでなく、貸す側にも安心のサービスです。

 もし、クルマの保険対象以外の人間が事故を起こしてしまった場合、事故を起こした本人だけでなく、貸した側にも責任は発生します。自動車損害賠償保障法第三条には、次の記載があります。

「自己のために自動車を運行の用に供する者は、その運行によつて他人の生命又は身体を害したときは、これによつて生じた損害を賠償する責に任ずる。」

 つまり、「人身事故」の場合は貸した側に責任が発生するのです。基本的には自賠責保険が適用できますが、賠償額が保険額の範囲を超える場合が多いため、クルマを貸す側の立場であっても、運転者にはちょい乗り保険への加入を勧めましょう。

 なお、「物損事故」に関しては、基本的に貸した側への責任は発生しません。

 では、1日単位で加入できる自動車保険には、どのようにして加入するのでしょうか。保険の契約、と聞くと煩わしいイメージがある人も多いでしょう。

 じつは、スマートフォンやパソコンからインターネットで手続きできるほか、コンビニでも申し込むことができます。さらに、サービスによっては、スマートフォンで手続きした場合は月々の携帯電話料金と合算して支払うことができます。手続き方法も金額もかなり手軽です。

 1日単位で利用可能な自動車保険のひとつ「ちょい乗り保険」を提供する東京海上日動の担当者は以下のように話します。

「もともと、携帯電話からのみの手続きで始まったサービスですが、2018年5月からローソンさんとミニストップさん、2020年1月からはファミリーマートさんと、現在は計3社のコンビニエンスストアで提供をしています。

 2012年のサービス開始から現在まで、合計利用数は500万件を超え、大変好評頂いております」

 約8年間で500万件以上とは、単純に計算すると利用数は1年で約62万件、1日あたり1700件以上にのぼります。

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