一般車も農道を走ってOK? 意外と知らない「農道」の世界
意外と多い農道の種類 違いはどこにある?
農道の種類について前述しましたが、じつは、農道は整備する事業名称によっても分けることが可能です。
「都道府県営事業」と「その他事業」のふたつに分類され、どの事業によって整備された農道なのかによって、維持費や整備費などお金の出どころも変わります。
さらに農道には、「農免農道」「広域農道」「一般農道」「ふるさと農道」の4つの分類があります。
●農免農道
「農免農道」は、「農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業」によって整備された農道の呼称です。
この事業は、農林漁業用機械で使うガソリンにも課税されている揮発油税を免除する「身替り」として農道を整備するというもので、1965年に制定されました。
“農”林漁業用機械に課税された揮発油税の“免”除分で整備された農道であることから、農免道路と呼称されているようです。
民主党政権下における事業仕分けの対象となり、2008年度(平成20年度)をもって廃止されたため、以降は新たな農免道路は整備されていません。
●広域農道
「広域農道」は「広域営農団地農道整備事業」によって整備された道路です。
散在する農地をひとつの団地とし、農業を一元化して流通の効率化を図るなどで、産地としての価値を市場で高めることを目的とした農道です。
幹線道路や環状道路のバイパス機能を持つこともあり、一般的なクルマの通行も多く見られるのが特徴です。
●一般農道
「一般農道」は、都道府県が整備をおこなう一般的な農道のことで、農免道路や広域農道以外の農道を指します。
ほ場整備された農道を結ぶ道路、田地畑地等の農道網などの道路を指し「一般農道整備事業」によって整備されている農道となっています。
●ふるさと農道
「ふるさと農道」は、「ふるさと農道緊急整備事業」によって整備された農道です。
この事業は、地域が緊急に対応しなければならない課題に応えて、早急におこなう必要がある農道の整備を推進する目的で創設され、地方債を財源とし、都道府県や市町村が行う地方単独の事業です。
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農道は、地域の農業従事者が農作業するために欠かせない道路です。
見通しの良いまっすぐな道路も多く、一般車両にとってはついスピードを出してしまいたくなるかもしれません。
しかし、どんなに遅いトラクターが走行していても、軽トラックが何台も駐車していても、農作業優先の道路だという気持ちをもって安全運転を心がけることが大切です。
40年程前、宅地造成された土地を35年ほど前購入し、借地に家を建てて現在も経過しております、宅地造成の際、私たち12軒が通行するため、農道を拡張したようで、現在その道路の凹凸が激しくなって、交通に危険な状態になっており、所有者は市ということで改善をお願いしたところ、そこは赤道なので、維持管理は、市ではなくその道路の利用者であるので、どんなひどい道路状況になっていようが、利用者が自分達で補修をしなければならない、と言われました、現在は周りに多数の、個人の家やアパートが建っており、多数の人がその道路を利用しており、自分達で補修するといってもそのひようを誰が負担するか、実際問題として不可能であります、凹凸がさらに激しくなり、今後車が破損することも十分考えられその時は、その費用は自分で負担しなければいけないのでしょうか、、農地法などいろいろな法律が絡んでいるので、法律上はどうしようもないと言われますが、私は納得がいきません、どうすればよいのかアドバイスをお願い致します。