家族も納得の欲張りモデルとは!? 使い勝手も良いスポーツ車5選
結婚している人がクルマを買おうと思ったとき、パートナーの同意が必要なケースが多いと聞きます。未婚のときは自分の収入で好きなクルマを買えた人も、結婚すると簡単にはいきません。そこで、家族も納得し、買っても文句をいわれないスポーツモデルを5車種ピックアップして紹介します。
家族も納得! ドライブが楽しくて快適なクルマたち
既婚者がクルマの購入を検討する場合、どうやってパートナーを納得させるかという問題があります。子どもがいれば使い勝手の良いクルマが優先され、夫婦で運転する場合はお互いが納得できる車種を選ぶ必要があるからです。
一方で、見た目がいかにもスポーツカーなクルマでは、家族から好まれないかもと躊躇してしまうこともあるのではないでしょうか。
そこでスポーツドライビングに適していながらも、家族が納得しやすそうな最新モデルを5車種ピックアップして紹介します。
●スズキ「スイフトスポーツ」
初代スズキ「スイフト」は2000年に「カルタス」の後継車として発売されました。1.3リッター直列4気筒エンジンを搭載したクロスオーバーSUV風のルックスでデビューし、2003年のマイナーチェンジでは高性能版の「スイフトスポーツ」が加わります。
専用にチューニングされた1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力は115馬力を発揮。レカロ製シートの採用や足まわりにも手が入れられていながら、比較的低価格だったこともあり、ヒットしました。
2代目からはスタイルが大きく変わり、シャシ性能も評価され、スイフトスポーツの人気はさらに上がっていきます。
2017年に発売された現行モデルの4代目スイフトスポーツは、ハイオク仕様の1.4リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載して、歴代で最高となる140馬力を発揮。
スイフトに対してトレッドを30mmワイド化し、フェンダーを20mm拡幅したことで3ナンバー登録となりますが、十分にコンパクトで使い勝手の良い5ドアハッチバックであることに変わりありません。
派手なボディカラーを選ばなければ大人しい見た目ですが、トルクフルなエンジンと、ボディ剛性の向上と軽量化を両立したシャシによって、走りは高い評価を得ています。
なお、JC08モード燃費は16.4km/L(6速MT車)で、自動車税も1.5リッター以下で安いだけでなく、6速MT車、6速AT車ともに1トンを切る車重で車検時の重量税も抑えられますから、経済性にも優れたモデルです。
スイフトスポーツの価格(消費税込、以下同様)は6速MT車で187万円から、6速AT車が194万1500円からとなります。
●スバル「WRX S4」
1992年に世界戦略車として初代「インプレッサ」が発売され、「レガシィ」に代わって世界ラリー選手権(WRC)に参戦。WRCでは「インプレッサ WRX」が1995年から1997年までマニュファクチュアラーズチャンピオンを3回獲得するなど活躍しました。
このインプレッサの後継車が「WRX」シリーズで、2019年までは6速MTの「WRX STI」が販売されていましたが、現在はCVTの「WRX S4」のみとなっています。
流麗かつ精悍なスタイルの4ドアスポーツセダンであるWRX S4に搭載されているパワートレインは、スバルが提唱する「シンメトリカルAWD」です。
スバルの現行ラインナップで最高となる300馬力を発揮する2リッター水平対抗4気筒ターボに、前45:後55に設定された前後輪トルク配分を、走行状況に合わせて連続可変制御する「VTD-AWD」が組み合わされ、滑らかで気持ちの良いエンジンフィールと、軽量・コンパクトかつ低重心な構造がもたらす、軽快でスポーティなハンドリングが魅力となっています。
また、スバル独自のCVT「スポーツリニアトロニック」は、変速ショックのない滑らかな加速が特徴ですが、8速クロスレシオのステップ変速制御が可能で、MT車のようなスポーティな加速とダイレクトな変速も楽しめるトランスミッションです。
WRX S4はミドルクラスのセダンとして使い勝手も良く、ハイパワーでありながらもJC08モード燃費13.2km/L(2.0GT EyeSight、インテリジェントモード時)を達成するなど、普段使いに最適なモデルといえます。
WRX S4の価格は343万2000円から416万9000円です。
●トヨタ「C-HR S-T“GR SPORT”」
2019年のSUV販売台数で僅差の2位となったトヨタ「C-HR」は、2016年に発売されたコンパクトクロスオーバーSUVで、「ほぼラフスケッチのまま実現した、独創的なフォルム」とトヨタがアピールするなど、個性的な外装デザインが特徴です。
パワーユニットは1.8リッター直列4気筒エンジン+モーターにより、システム出力122馬力を発揮するハイブリッドと、最高出力116馬力の1.2リッター直列4気筒ターボの2種類です。
この1.2リッターターボ車には、2019年のマイナーチェンジで、6速MTが追加されました。このトランスミッションは「iMT」と呼ばれ、発進時にエンジン出力を最適に調整し、変速動作時には変速後のエンジン回転数を合わせるよう制御することで、スムーズな変速フィーリングをアシストします。
さらに、TOYOTA GAZOO Racingが手掛けるGRシリーズ“GR SPORT”を新設定。よりスポーティな外観と装備を採用し、足まわりも専用チューニングが施されるなど、スポーツドライビングに適した仕様です。
C-HRの価格は236万7000円(S-T 6速MT)からで、S-T“GR SPORT”(6速MTのみ)は273万2000円です。
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