ジムニー女子が急増中!? 「ゴツくて可愛い」ジムニーが若い女性にモテる理由
現役のジムニー女子に聞く!ジムニーの好きなところは?
実際に現行ジムニーに乗っている女性は、何に惹かれて購入したのでしょうか。現役の若い女性オーナーに話を聞いてみました。
大阪府に住む川端千恵さんは、つい最近、シフォンアイボリーメタリックのジムニーシエラが納車されたばかり。BMW「3シリーズワゴン」から乗り替えたといいます。
「大阪辺りだと道が狭い所もありますから、やはりジムニーのサイズは魅力です。何段か重ねる機械式駐車場に駐めるときにも、ほかのSUVだと車高が高くて難しいですから。
何よりジムニーに惹かれるのは、そのデザインですね。カクカクとしたカッコの良さのなかに、積み木みたいなかわいさがあるんです。なんていうか、“あまから”みたいな魅力ですね」と、とてもお気に入りの様子です。
大分県でミディアムグレーのジムニーに乗っている金江優希さんも、そのデザインを絶賛します。
「私は先代からジムニーに10年乗り続けているのですが、いまのジムニーは本当にかわいくなりました。四角いボディに丸いライトはカッコいいし、それでいてかわいいんですよ。
ノーマルでも十分にかわいいのですが、自分らしくカスタムすることができるのも、また魅力だと思います。いまのジムニーは運転もしやすくなって、見てワクワク、乗ってワクワクできるクルマだと思います」
世の女性を魅了しているジムニーですが、女性にとってデメリットはないのでしょうか。再び、スズキ系販売店の女性スタッフに聞いてみました。
「ドライバーの目線が高く、小柄な女性でも運転しやすいジムニーですが、もし女性が不便さを感じるとしたら、乗降時ではないでしょうか。とくにミニスカートを履いている女性には、ちょっと乗り降りしづらいかもしれません。
それと横のドアが2枚だけなので、友人を乗せるときや買い物の荷物を載せるときなど、ちょっと大変かもしれません。
でも、女性はクルマを選ぶときに、運転しながら自分に似合うかとか、毎日が楽しいとかといったことを大切にします。
そういった点では、ジムニーはとてもかわいくて、運転するご自身を想像するワクワク感があるクルマだと思います」
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奇しくも、現行型ジムニーは「プロに愛される道具」という開発コンセプトもあったといいます。ドイツなどでは、林業でジムニーシエラが使われていることもあり、ジムニーのカタチは質実剛健なものです。
一方で、シフォンアイボリーメタリックといった、女性に好まれるボディカラーもラインナップし、人気カラーの上位に入っています。
昨今では男性的なイメージのダイバーズウォッチを身に着ける女性が増えており、クルマでもメーカーの予想とは別に、「マイルドヤンキー顔」のグレードを選ぶ女性が多いのも事実。
そんな現代の女性のニーズに、ゴツかわいいジムニーはウケているのかもしれません。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
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