トヨタ「C-HR」発売から丸3年! SUV市場をけん引する他車と違う魅力とは
C-HRは、世界戦略車ながら日本人の性格に合うモデルだった?
個性的なデザインや走りを意識したという、C-HRはどのようなクルマなのでしょうか。

C-HRのボディサイズは、全長4360mm×全幅1795mm×全高1550から1565mm。後発に登場したライズの全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmと比べて、一回り大きいサイズです。
パワートレインは、1.2リッターガソリン車(ターボ仕様)と1.8リッターハイブリッド車の2モデル。カタログ燃費(WLTCモード)は、15.4km/Lから25.8km/Lとなります。
また、走りを意識したリアデザインは、後席の居住性や後方視界を犠牲にして成り立っています。
運転席から後方を見ると、後席のサイドウィンドウが斜めに切り上がった結果、他車に比べて死角が多くなるのです。
さらに、リアウィンドウの面積も小さいために視認性が悪く、バックをする際にリアカメラを装着していないモデルだと不安を感じます。
この部分に関して、C-HRの開発担当者は「C-HRの後方視界は、デザインを優先しているため、社内基準ギリギリでクリアできました」と話します。
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一方で、デザイン性と使い勝手を両立させた部分が後席ドアのハンドルです。初見ではなかなか開けるのに戸惑います。しかし子供がいる場合、外からドアを開けることが難しいため、駐車時など隣のクルマへのドア傷を防ぐ効果があるようです。
このリアドアハンドルのデザインについて、トヨタは「リアドアハンドルをリアドアガラスのグラフィックとバックドアガラスの間に溶け込むように配置しています。存在感をあえて抑えることで、2ドアクーペのようなスマートな印象を強調しました」と説明します。
デザインのこだわりを優先させた部分と両立させた部分を上手くバランスよく配置したのがC-HRのさらなる魅力なのです。
日本人の性格は、他人より目立つことを避ける反面、人と違うモノに引かれる傾向もあるといいます。
C-HRは、街中でよく見かけます。それでいて、競合車とは違う個性があるという部分においては、「日本人に合ったクルマ=売れるクルマ」という構図が当てはまるのかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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