えっ!? スカイラインなのにSUV? 車名がむりやり過ぎたクルマ5選
どうしても「マークII」の名を使いたかった!?
●トヨタ「マークIIクオリス」
1968年に登場したトヨタ(トヨペット)「コロナマークII」は、急激なマイカー需要の増加と高級志向を満たすために誕生したクルマで、1984年に登場した5代目でコロナの名前が外され「マークII」となりました。
それ以降ハイソカーブームをけん引して、「チェイサー」「クレスタ」とともに大ヒットを記録します。
マークIIには従来から、堅牢な造りのステーションワゴンと商用登録のバンがラインナップされており、なかでも5代目マークIIワゴンは、セダンが8代目にモデルチェンジされるまで継続して生産されました。
そして、1997年にワゴンの後継車として発売された「マークIIクオリス」は「カムリ グラシアワゴン」の前後デザインを変えた姉妹車という位置づけで発売。
FF駆動となり、エンジンもマークIIシリーズとは異なる直列4気筒かV型6気筒を横置きにしたもので、マークIIに良く似たフロントフェイスを持ちながらも中身は別物でした。
結局、マークIIクオリスは1代で終了し、2002年に発売された後継の「マークIIブリット」はマークIIをベースとしたFR駆動へと戻りますが、後に登場した事実上の後継車「マークXジオ」では、再びFF駆動となっています。
●スバル「ジャスティ」
1984年にデビューした初代スバル「ジャスティ」は、軽自動車の「レックス」をベースにボディを拡大した3ドアと5ドアの2BOXリッターカーです。
駆動方式はFFと4WDが用意されていて、4WDではトランスファーレバーを操作することなく、シフトノブに設けられたボタン操作でFFと4WDを電子的に切り替えることができるシステムを搭載。降雪地帯での日常の足として歓迎されました。
1987年のマイナーチェンジでは、量産車では世界初となるベルト式無段変速機「ECVT」搭載車をラインナップする記念すべきモデルでしたが、自社での後継車開発はおこなわず1994年に国内販売を終了します。
そして、2016年に国内では2代目となるジャスティを、ダイハツ「トール」のOEM車として発売しました。
外観の変更点は、トヨタ向けOEM車の「タンク/ルーミー」のフロントフェイスにスバルのエンブレムを装着しただけと、安直に作られています。
したがって、ジャスティを積極的に買う意味が希薄で、販売は姉妹車ほど盛り上がりをみせていません。
※ ※ ※
車名を変えるか継承するかというのは、メーカーにとってはかなり悩みどころだといいます。
往年の名車の名前だからといって、この先も売れるかは不透明であり、その時代の流行もあります。
たとえば、日産が2001年に発売した11代目スカイライン(V35型)では、スカイラインという名を使うかどうか社内でも賛否両論があったそうです。
R34型が最後のスカイラインだというファンもいますから、ネーミングは本当に難しいということでしょう。
B11と12型サニーのモーター店用の姉妹車でローレルスピリットとか笑える車があったけどね
クリオスやクロスオーバーの車格はそれなりだったがサニーの姉妹がローレルスピリットとはw
車のニュースはTOYOTAがスポンサーなのかな?クロスオーバーがスカイラインでも何ら不思議は無いね、スカイラインの土台を使ったSUVでアテーサを使ったFRベースの4WDが何でスカイラインじゃダメなのかな?
E220DオールテレインとかベースのEクラスと然して地上高の変わらん車がEを名乗るほうが余程変なのでは?
レクサスのRXやTOYOTAのハリアーも先祖を辿ればカムリグラシアなんですけどね。