ウインタードライブに活用したい! おトクな ETC割引の「使い方」と裏ワザとは

料金所で現金を支払う手間を省くことができるETCは、いま利用率が92%と、高速道路を走行する10台に9台がETC車載器を装着しているほど普及しています。ETC装着車には、さまざまなメリットがありますが、あまり知られていない割引サービスも存在します。それはどんなものなのでしょうか。

事前にネット申し込みが必要だが、おトク感が大きなETC割引

 高速道路料金所での一時停止、料金支払いの手間を省いてくれるETC。ETC装着車のみが利用できる「スマートIC」が全国各地に設置されたことで利便性もさらに高まり、2019年現在、利用率はほぼ92%で推移しています。

これからスキーシーズン。事前申し込みでおトクになるETC割引を活用したい
これからスキーシーズン。事前申し込みでおトクになるETC割引を活用したい

 ETCの利用者向けに、通行料金を優遇する各種割引が設定されていることを知っている人も多いでしょう。

「平日朝夕割引」「休日割引」「深夜割引」など、曜日や時間帯によって料金を割り引く制度は多くの人に利用されています。

 また、神奈川県・川崎市と千葉県・木更津市を結ぶ東京湾アクアラインは「アクアライン割引」により現金車より格安に通行できますし、本州と四国を結ぶ神戸淡路鳴門自動車道、瀬戸中央自動車道、西瀬戸自動車道にもETC車用の料金が設定されています。

 しかしETC装着車を優遇する割引は、これだけではありません。じつは高速道路各社(NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本)は、申し込みにより特定の区間の通行料金が割引となるプランを用意しています。それが「ドラ割」(NEXCO東日本)、「速旅」(NEXCO中日本)、「みち旅」(NEXCO西日本)などの割引商品です。

 これらの商品は「対象となる期間内の利用日を指定し、事前に申し込むこと」で、通行料金が割引になるという特徴があります。

 利用の形態には、発着エリアに含まれるICから目的地エリアに含まれるICまでの往復の通行料金が割引になるタイプ、周遊エリアに含まれるICで自由に乗り降りできるタイプ、さらに往復と周遊を組み合わせたタイプが用意されています。

 申し込み方法は基本的に共通で、インターネットを使い申し込みページにアクセスし、プランを選び、注意事項を確認したのちに利用開始日を選択、車種やETCカードの番号、有効期限を入力するという流れになります。

 では具体的にどのくらい割引になるのでしょうか。NEXCO東日本が発売中のドラ割「ウインターパス2020」を例にとってご紹介しましょう。

 この商品は2019年12月6日から2020年4月6日のうち、2019年12月28日から2020年1月5日の年末年始を除き、連続する最大3日間に利用できる商品で、発着エリアは「首都圏」など4エリア、目的地エリアは「湯沢・沼田・水上」や「蔵王」など8エリアが指定されています。

 このうち「首都圏発着蔵王プラン」を例にとると、普通車での利用は1万600円となり、平日昼間通常料金1万4720円(川口JCTから山形上山IC往復のETC通常料金)よりも4120円もオトクになります。

 また「首都圏発着白馬・志賀・妙高プラン」の普通車での利用は8700円で、こちらも同1万2820円(練馬ICから新井スマートIC往復)より4120円もオトクになるのです。リフト券が安いスキー場であれば、1人分のリフト1日券がまるまる浮く計算となります。

【画像】リフト1日券ぶん相当がおトクになる!? 事前申し込みタイプのETC割引をチェック!

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