東京モーターショー2019に前回比1.7倍の130万人が来場! 子どもや若者向けのコンテンツ充実で来場者増加

2019年10月24日から11月4日までの12日間で開催された東京モーターショー2019が閉幕しました。期間中は130万人が来場し、近年ではもっとも多くの来場者を集めました。

クルマの展示だけでなく、幅広い層が楽しめる内容とした東京モーターショー2019

 2019年10月24日から11月4日まで開催された第46回東京モーターショー2019は、12日間で130万900人が来場したと発表されました。

 2017年におこなわれた東京モーターショーの来場者は77万1200人で、前回と比較すると約1.7倍を記録。子どもや若者も多数来場し、とくに14歳以下の来場者の割合は前回比で約7割増加しました。

 なお、会場が東京ビッグサイトに移った2011年以降では、初めて100万人を突破しています。

東京モーターショー2019の会場となった東京ビッグサイト
東京モーターショー2019の会場となった東京ビッグサイト

 東京モーターショー2019は「OPEN FUTURE」をテーマに、世界でグローバルに活動する総勢192企業・団体が参加。業界を超えてオールインダストリーで「クルマ・バイクのワクワクドキドキ」から「未来の暮らし」「未来の街」にまで領域をひろげて開催されました。

 今回の東京モーターショーでは「体験」をキーワードとし、子どもが楽しみながら職業体験ができる「キッザニア」との初コラボや、乗用車や二輪車の最新モデルのほか、さまざまなモビリティに試乗できる体験プログラムも用意されました。キッザニアは1万人、試乗プログラムは 過去最高の2万9000人が体験したといいます。

 また、メガウェブで開催された「Future Expo」に加え(来場者は50万人)、若者の間で話題の「e-Motorsports」のさまざまな大会が、PlayStation4用ソフトウェア「グランツーリスモSPORT」を用いて開催。

 さらに、東京モーターショー初の夜空のスペクタルショー「FUTURE DRONE ENTERTAINMENT “CONTACT”」では500機のドローンが夢の大橋上空を乱舞するなど、これまでにないさまざまなコンテンツが実施されました。

 東京モーターショーを主催する日本自動車工業会の会長を務める豊田章男氏(トヨタ自動車社長)は、東京モーターショー2019について次のようにコメントしています。

「第46回東京モーターショー2019が無事に終了いたしました。お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか。

 これまで何度も東京モーターショーにお越しいただいていた方もいらっしゃったと思います。クルマやバイクを、ずっと好きでいてくださりありがとうございます。

 これから大いに変わっていく部分と、これからも大切にし続けていく部分とがクルマやバイクにはあります。変わっていく部分にもワクワクしていただけたならば…嬉しく思います。

 初めて東京モーターショーにお越しいただけた方もいらっしゃったと思います。モーターショーに行ってみようと思っていただけたこと、まずは、ありがとうございます。

 来てみてよかった、楽しかったといっていただけたなら嬉しいです。また来たいといっていただければ、もっと嬉しいです。

 2020年、今回の会場のまわりはオリンピック・パラリンピックの選手村になります。そこでは、今回見ていただいたような未来のモビリティたちが走りはじめます。

 さらに、その1年後の2021年には、次のモーターショーを予定しています。今回、見ていただいたモノたちが、これからの2年でどれだけ進化をするのか、想像してみてください。

 我々は、その想像をはるかに上回るようなモノを2年後のモーターショーで、また提案したいと思っています。皆さまの驚く笑顔を想像しながら、我々はもっと頑張って、ものづくりを進めてまいります」

※ ※ ※

 多くの来場者を集めて大盛況のうちに幕を閉じた東京モーターショー2019ですが、開催エリアが東京ビッグサイト(西・南展示棟)と青海展示棟、メガウェブ、シンボルプロムナード公園などに分散したことから、エリア間の移動に課題があったといいます。

 日本自動車工業会では、さまざまな課題をあらためて整理し、次回のショーに向けた改善を進めていくとしています。

130万人が来場した東京モーターショー2019の様子を画像でチェック(17枚)

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