日産が第2世代の新型「ジューク」発表! 9年ぶり刷新で初代からどう進化した?
小型SUV市場での打倒トヨタ・日産に向けた日産の意気込みとは
しかし、ジューク自体は世界的なSUVブームの波にのり続けることができず、国内での販売台数を徐々に落とし始めます。
要因としては、ハイブリッドも用意されたSUVで車格の近いホンダ「ヴェゼル」が2013年に、そしてトヨタ「C-HR」が2016年に発売されたことで、相対的な商品力が落ちたということが挙げられます。
一般社団法人「日本自動車販売協会連合会」が発表する販売台数(輸入車と軽自動車は除く)によると、ヴェゼルとC-HRの2車種は登場以来、SUVカテゴリの販売ランキング上位を争っていますが、ジュークは2015年に9622台(登録車48位)、2016年に8794台(登録車49位)となった後、2017年から現在に至るまでランキングTOP50圏外となっています。
販売低迷の要因としては、フルモデルチェンジが9年間おこなわれなかったことは大きく、前出の日産の販売店スタッフも「ジュークは基本的に大きな手を加えられないまま販売が続けられていることから、現在の販売台数は月販で約250台から300台ほどです」といいます。
マイナーチェンジや新グレード/特別仕様車の追加はおこなってきたものの、商品力を回復させるには至りませんでした。
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新型ジュークは、先代が抱えていた基本設計の古さなどの弱点を払拭しただけでなく、運転支援技術のプロパイロットや、近年普及しつつあるインフォテインメントシステムなど、最新技術が多数搭載されています。
「Apple CarPlay」や「Android Auto」を使用してスマートフォンと連携し、スマートフォンアプリを8インチのタッチスクリーンに表示することが可能です。また、車載Wi-Fi機能を使い、パソコンやタブレット端末を接続できる機能も備わっています。
また、「Nissan Connect Servicesアプリ」を用いて、スマートフォンを通じてクルマから離れている場所でもクルマのドアロック状態を確認したり、ドアのロック、アンロックをおこなうことも可能です。
さらに、ドライブ前にタイヤの空気圧やエンジンオイルのレベルを確認することもできるといいます。
欧州日産で商品企画を担当するポンツ・パンディクティラ副社長は、新型ジュークについて次のようにコメントしています。
「新型『ジューク』は、独自の個性を身にまとい、エキサイティングなパフォーマンスを発揮し、そしてお客さまのニーズに応える先進技術を搭載しています。必ずや欧州の小型クロスオーバー車を嗜好するお客さまにご満足いただけるものと確信しています」
2019年10月末に開幕する東京モーターショーに向けて、日産が国内仕様のジュークについてなんらかの発表をおこなうのか、注目されます。
どんどん日本車がつまらなくなっている。ほとんどの車が3ナンバー化している。以前の日本車は5ナンバー枠の中で、いかにいい車を造るかに切磋琢磨してきた。それは当たり前のことで、日本の道路事情を考えるべきだ。つまらないオーバーサイズ化は止めるべきだと思う。だから何度も書くが国産車をつまらなくしている。
どんどん日本車がつまらなくなっている。ほとんどの車が3ナンバー化している。以前の日本車は5ナンバー枠の中で、いかにいい車を造るかに切磋琢磨してきた。それは当たり前のことで、日本の道路事情を考えるべきだ。つまらないオーバーサイズ化は止めるべきだと思う。だから何度も書くが国産車をつまらなくしている。