セルシオ誕生から30年 レクサス「LS」初代vs最新 高級車づくりに革命を起こしたセダン
2017年発売の現行型「LS」は和の心と最新装備が共存
●2017年発売の最新型LS
セルシオは2代目、3代目へと移行し、4代目から国内でのレクサスブランド立ち上げに伴ってレクサスLSとして2006年から販売されることになります。
2017年に発売された現行LSは、初代セルシオから数えて5代目にあたり、日本国内でのLSとしては2代目に相当しますが、これまでのLSと比較して強く「日本」を意識していることが伺えます。
そのため「OMOTENASHI(おもてなし)」をテーマのひとつとして取り入れ、「TAKUMIの技」として日本伝統の技術や考え方が内外装の仕上げに取り入れられています。
現在、LSのグレードは最高出力422馬力を発揮する3.5リッターV型6気筒ターボエンジンを搭載する「LS500」と、3.5リッターV型6気筒自然吸気にハイブリッドシステムを組み合わせ、システム出力478馬力を誇る「LS500h」の2種類です。
それぞれにベースモデル、Iパッケージ、Fスポーツ、 バージョン L 、EXECTIVEといった仕様があり、駆動方式はFRとAWD(4輪駆動)が選べます。
また、当然のように衝突被害軽減ブレーキに代表される先進安全技術を搭載していますが、最新モデルに比べると性能的に優位ではありませんので、今後のアップデートは必須です。
価格は、もっとも安価なLS500のベースモデルで945万7407円(消費税込、以下同様)、もっとも高価なLS500h EXECTIVE(AWD)では1556万185円となり、初代セルシオに比較すると、ベースモデルでは2倍、上位グレードでは2倍以上に上昇しています。
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冒頭にもありますが、LSの歴史は30年以上もあります。その間に世界各国の高級車は進化を続け、現在のLSには、かつてのセルシオが改革を起こしたころの存在感はありません。
実際に、国内のLSの販売台数は月に200台から300台を推移しています。
今後、高級車のあり方を変えたセルシオのような、インパクトあるクルマの登場は難しいと思いますが、LSはトヨタのフラッグシップとして、進化の歩みを止めていけない使命があります。
象徴的には初代のUCF10系なのだろうが20系の前期のA仕様は車両重量が1640kgと軽くキープコンセプトと言われたデザインながらも運転の見切りの良さや意図してメカニカルノイズを車内に入れることで本来の車としての静かさを教えてくれたセルシオでしたね
初代A様は450万から2代目A仕様は510万から選べる価格の幅の広さは魅力的でしたね
これが20系後期から30系に変わるころから20系前期の不評を拭うべくフルチェンジに迫るマイナーや無駄な装備で何だかクラウンの方向に振りだしてしまったねが実は悲しい歴史でしょうかね
5速ATや強化ガラスに可変バルブ機能付きの1UZに置き換えたことが災いしてすっかり重いセルシオに逆戻りしてしまいました。
以降レクサク専売となったLSが歴代セルシオの販売台数を越えられないのはトヨタを信頼する客に対するTOYOTAの裏切りの結果なのでしょう