自動車保険「安けりゃいい」だけだと後悔するかも 入っておくべきオススメの「特約」とは?
入っておくべき自動車保険の「特約」とは? 保険会社に聞いた
ではどのような特約がおすすめで、またどのような特約が人気なのでしょうか。アクサ損害保険は次のように話します。
「自動車保険ご加入者にとくにおすすめしているのは、偶然の事故で他人のモノを壊したり、他人にケガをさせて法律上の損害賠償責任を負った場合に補償する日常生活賠償責任保険と複数の特約とをパッケージした『アクサ安心プラス』です。
またお客さまの多くに『弁護士費用等特約補償』をお選びいただいています」
じつは、いわゆる「もらい事故(保険契約者に責任がない被害事故)」では、保険会社は示談の代行をすることができません。
この「弁護士費用等特約補償」は、もらい事故の場合でも、弁護士に示談について相談をしたり、示談を委任するために必要な費用をカバーできます。同様の特約は多くの保険会社で取り扱っています。もらい事故で泣き寝入りしないためにも、ぜひ選択すべきでしょう。
また保険会社によっては、他社にはない独自の特約を用意しているところもあります。ソニー損害保険は次のように話します。
「独自の特約として、『くりこし割引(使用目的および走行距離に関する特約)』『おりても特約(おりても障害補償特約+おりても身の回り品特約)』を用意しています。
弊社では、予想年間走行距離に応じて保険料を算出しておりますが、くりこし割引では、実際に走った距離が契約した距離区分の上限キロ数より1000km以上少なかった場合は、その差額保険料に相当する額を翌年の継続時の保険料から割り引きます。
なお上限キロ数をオーバーした場合でも、契約1年目は差額保険料をお支払いいただければ補償が受けられます。また契約2年目以降は、一部条件はありますが、『こえても安心サービス』が適用され、差額保険料なしに補償が受けられます。
おりても特約は、クルマで出かけた先で、クルマを降りている間の事故、たとえば『キャンプ場のバーベキューでのヤケド』『旅行先でビデオカメラを落とし、壊した』などを補償する特約です。おりても特約を使っても、翌年の等級は下がりません」
このほかにも、特定の保険会社、もしくは複数の保険会社が用意する特約には、相手方のクルマの修理費用がクルマの時価額を超えても修理代を補償する特約、不正アクセスや車両の欠陥など、クルマの所有者に損害賠償責任がない場合でも被害者を救済する特約、契約車両の全損や修理費が車両保険金額以上になる場合に、新車に買い替える費用を補償する特約、などもあります。
通販型自動車保険を検討するときには、複数の保険会社の商品内容を見比べ、保険料の安さだけでなく、受けられれる補償の内容、そしてオプションでどんな特約があるかもきちんと吟味して選択したいですね。
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