エンジンかからず「キュルキュル」音 車が始動しない時の対処法は?
クルマのエンジンがなかなかかからないというシチュエーションにおいては、クルマの故障が原因という場合のほかに、人為的なミスによるものがあるといいます。ふたつを見極めるための方法はなんでしょうか。
クルマが故障! まず疑うべき箇所とは
クルマのエンジンを始動させる際、エンジンがかかりにくかったり、まったくかからない状態に陥ることがあります。こういったトラブルでは、まずはクルマの故障が疑われますが、一方で故障が原因ではなく、単純なヒューマンエラーによる場合もあるといいます。
エンジン始動が難しい場合に、故障によるものと人為的なミスによるものの、ふたつの違いとはいったいなんでしょうか。
まず、クルマのエンジンがかからない、あるいはかかりにくい状態であるときに、故障が原因であるものである場合は、どのようなものがあるのでしょうか。JAFは、次のように説明します。
「エンジンをかけようとしても、スターターモーターの回転が遅かったり、もしくはエンジンをかけることができない場合、主な要因としては、放電してバッテリーがあがってしまったことか、バッテリーが弱っていることが考えられます。
バッテリーがあがっている場合は、救援車を用いて電力を供給してもらうことが必要です。また、エンジンの始動に時間がかかる場合は、バッテリーが弱り始めている予兆である可能性があります」
エンジンがかかりにくくなる要因としてはバッテリーのトラブルが多いようですが、クルマの使われ方によってトラブルの起きやすさは変化するのでしょうか。自動車整備工場のスタッフは次のように話します。
「普段クルマに乗る機会が少ない人や、カーオーディオなどの電装品が多いクルマ、渋滞の多い一般道を買い物のために少しだけ走るといった使い方をしている人のクルマで、バッテリーのトラブルは起きやすくなります」
一方、多くのガジェットや携帯充電器と同じように、クルマのバッテリーにも寿命があります。ホンダによると、バッテリーの寿命は、通常2年から3年程度ということです。
前出の自動車整備工場のスタッフは「ガソリンスタンドなどで無料チェックをおこなっている場合もあるので、トラブルを未然に防ぐためにも定期的に点検しておくのがおすすめです」とコメントしています。
なお、バッテリーのトラブル以外では、センサー類の故障や、燃料系・点火系装置のトラブル、あるいは燃料不足の可能性などが考えられます。
故障やトラブルの場合は、販売店や修理工場などで修理が必要となります。いずれにせよ、トラブルを未然に防ぐためには、クルマの定期的な点検・整備が必要です。
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