開放感があって使い勝手もいい! いまや少数派のコンパクト・オープンカー5選
ピニンファリーナによるデザインの国産コンパクト・オープンカーがあった
●「ミニ コンバーチブル」
2001年にBMWブランドから「ニューミニ」が発売され、プレミアムコンパクトカーとして世界中でヒットします。
そして、2004年には電動ソフトソップの「ミニ コンバーチブル」が加わり、現行モデルの3代目ミニにもラインナップされています。
ミニカブリオレには高性能版の「クーパーS」もあるなど、いわゆる「ゴーカートフィーリング」といわれるスポーティな走りは保たれています。
歴代ミニ コンバーチブルは日本でも好調なセールスだったため、中古車の流通量が多く、前出のゴルフ カブリオレと同様で、いろいろな仕様から選べます。
●ホンダ「シティ カブリオレ」
かつて、ホンダのベーシックカーといえば「シビック」でしたが、1980年代になるとサイズは大きくなり、ホンダは初代シビッククラスのリッターカーを企画します。
そして、1981年に初代「シティ」を発売。高い車高と、短いフロントノーズ、全体を台形イメージとしたデザインで、それまでのコンパクトカーとは一線を画する非常にユニークなものでした。
賛否が分かれるシティのデザインでしたが、人が乗る空間は広く、エンジンなどが収まる空間は小さく、という設計思想により機能美ともいえるデザインは、ユーザーから絶大な支持を受けます。
その後、ターボやハイルーフ仕様などバリエーションが増え、1984年に「シティ カブリオレ」が発売されます。
デザインはピニンファリーナによるもので、ロールバーにはピニンファリーナのエンブレムが装着されていました。
また、外装のカラーリングは12色用意されていて、ビビッドな色からシックな色まで選ぶことができ、女性ユーザーにも好評でした。
価格は138万円(5MTの東京地区価格)からと安価だったこともあり、ヒットを記録。いまも中古車では人気があり、35年ほど経ったクルマながらも数十万円の価格で取引されています。
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今回、紹介したクルマはどれもソフトトップです。メタルトップのオープンカーは耐候性で有利ですが、4シーターの場合はリアシートのスペースが犠牲になってしまいます。
コンパクトカーがベースのオープンカーなら、ソフトトップのほうがよいでしょう。
数年前から新車で手に入るコンパクト・オープンカーは、世界的に見ても急激に数を減らしていて、手に入れるなら中古車から選ぶのが得策です。
オープンカーの開放感は一度経験すると病みつきになりますので、使い勝手も捨てがたいなら、コンパクト・オープンカーを検討してみてはいかがでしょうか。
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