ランボルギーニのSUV「ウルス」スーパーSUVは普段使いもできる最強モデルだった

最高出力650馬力、最大トルク850Nmを発生するV型8気筒ツインターボエンジンを搭載したランボルギーニ のスーパーSUV「ウルス」に試乗しました。4枚ドアを持ったランボルギーニ ウルスは、ちゃんとスーパーカーといえる性能だったのでしょうか?

ランボルギーニ最新SUV ウルスの実力を実際の公道で試す

 2018年2月にジャパンプレミアされた、ランボルギーニ初のスーパーSUV「ウルス(URUS)」。SUVでありながらランボルギーニと一目でわかるデザイン、圧倒的な出力はもちろん、オンロード・オフロード問わない高い走行性能など、あらゆる部分が前代未聞のパフォーマンスで登場したクルマです。

 今回は、そんなウルスを公道で試す機会に恵まれましたので、実際の使用シーンでの使い勝手や走行性能などをレポートしていきたいと思います。

ランボルギーニ ウルス

 ランボルギーニといえば、何よりもスタイリングが魅力ではないでしょうか。しかし、ウルスは背の高いSUVなので「アヴェンタドール」や「ウラカン」のように“いかにも普通じゃない感”は意外とありません。

 実際に人の多い東京都内の駅前を走っても、目で追いかけたり写真を撮る人はほんの一部でした。筆者は過去にもアヴェンタドールで都内をドライブしたこともありますが、その時の“目立ち度”とは雲泥の差です。しかし逆をいえば、街に溶け込める自然さを兼ね備えたスーパーカーともいえるでしょう。

 ウルスのボディサイズは5112×2016×1638mm(全長×全幅×全高)あるので見た目の迫力はかなりのものですが、実際に街中を運転してみると想像以上に運転しやすいことに気づきます。SUVならではの目線の高さや見切りの良さもありますが、運転しやすい大きな要因は「アヴェンタドールS」にも採用されている、最大3度まで曲がるリアホイールステアリング機構のおかげです。

 低速ではフロントタイヤとリアタイヤが逆位相になることで優れた小回りを実現しますが、高速域ではフロントタイヤとリアタイヤが同位相になることで、直進安定性を向上させ、ふらつきを抑えます。逆位相時の最小回転半径は5.9メートルとなっているので、国産Lサイズセダンと同等かそれ以下の数値です。そのため世田谷区の狭い路地の通行や、首都高のパーキングでも驚くほど自然に扱えました。

 最新のクルマらしく、安全性能にもぬかりはありません。ウルスのシャシーはポルシェ「カイエン」などと同じ最新のプラットフォームが使われており、走行性能はもちろん電動化などあらゆる発展性も視野に入れたものです。

 衝突被害軽減ブレーキやACC(前走車追従型クルーズコントロール)はもちろん、夜間のハイビーム操作を自動でアシストする機能も装備。車両周辺に取り付けられたセンサーやカメラによって、各種アラートやトップビューカメラも使えますから、街中はもちろん長距離のドライブでも快適です。

 ウルスは乗車定員を4人と5人乗りから選ぶことが可能で、4人乗りのリアシートにはフロントシートと同様のバケットシートタイプのものが備わります。バケットシートといっても体をきつく固定するものではなく、適度なホールド感によって運転の安心感を高めるような設計なのでゆったりとくつろげます。もちろん電動タイプなので、どんな方でも最適なドライビングポジションをとることができます。

 シートヒーターやドリンクホルダー、コンソールの小物入れやUSB充電ソケットやシガーソケットも装備されているので、乗員は普通の乗用車感覚で使うことができます。リアゲートも電動開閉式で、ラゲッジスペース容量も616リットルと大容量。5人乗りのモデルではリアシートを倒すことによって最大1596リットルまでラゲッジスペース容量を増やすことができるので、ランボルギーニということを除けば、本当に普通のSUVとして使える実力を持っているのです。

ランボルギーニ「ウルス」を隅々まで見る!(画像59枚)

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