まもなく発売? 「ヤリス」への車名変更も予測されるトヨタ「ヴィッツ」の歴史

国内ではトヨタの最もベーシックなクルマとして親しまれている「ヴィッツ」、最近では海外名「ヤリス」として世界のラリーでの活躍も話題です。しかも、次のモデルチェンジで「ヤリス」に名称変更も噂になっています。そこでヴィッツの歴史を振り返ります。

「ヴィッツ」としては“最後”? 10年近く販売されている3代目ヴィッツ

●3代目(2010年 – )

3代目ヴィッツ HYBRID U(オプション装着車)

 2010年に登場した現行の3代目ヴィッツは、全長3945mm×全幅1695mm×全高1500mm(HYBRID U)のボディサイズです。5ナンバーサイズの枠内に収められていますが、全長の拡大で2代目よりも、さらに室内空間が広くなっています。

 初代からの特徴でもあったセンターメーターは廃止され、ステアリング奥に配置されたオーソドックスなアナログメーターに変更されました。

 また2代目と同様に、日本国内仕様は5ドアハッチバックのみのラインナップで、3ドアは日本国外仕様に設定しています。

 エンジン再始動時間を短かくしたアイドリングストップ機構「Toyota Stop & Start System」を搭載した1.3リッターエンジンのFF車は、新規でダイハツとトヨタが共同開発した最高出力95馬力の直列4気筒DOHC Dual VVT-iエンジンを搭載し、10・15モード燃費26.5km/Lの低燃費を実現しました。

 また、2代目と同様に109馬力を発揮する1.5リッター直列4気筒DOHCエンジンと、ダイハツが製造する69馬力の1リッター直列3気筒DOHCエンジンも設定されています。欧州仕様では、初代と2代目に続き1.4リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジン搭載車も存在しました。

 2012年には「アクア」と同じシステムを搭載した「ヤリスハイブリッド」が欧州で発売され、2017年に日本国内仕様の「ヴィッツハイブリッド」も販売開始。

 同じく2017年に発売された、専用の内外装を奢られたスポーティドレスアップシリーズの「GR SPORT」では、専用チューニングサスペンションやシャシ剛性を高めるためにスポット溶接の打点を追加し、スポーツドライブ時にも気持ちの良い応答性を持っています。

 さらにローダウンされた“GR” 専用チューニングの「SACHS(ザックス、ドイツのZFレースエンジニアリング製)」ショックアブソーバーや専用ブレーキキャリパーとスポーツブレーキパッド、各部の剛性アップパーツに加え、ロッカーフランジスポット溶接打点追加などを施した「GR SPORT“GR”」は、まさに「ホットハッチ」と呼べるコンパクトスポーツです。

【了】

21世紀のコンパクトカー史そのもの!? 歴代ヴィッツの内外装をチェック(13枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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