最近見ないよね クルマの純正車載工具はなぜ無くなった?
現行で販売されているクルマの多くに、純正車載工具が積まれていないことが多くなりました。入っているものといえば、タイヤがパンクした時に必要なパンク修理キット、ホイールレンチ、ジャッキ程度です。なぜ純正車載工具は姿を消したのでしょうか?
いざ使おうと思ったら車載工具が積んでない!
クルマの性能が年々上がっている昨今、さまざまな箇所のメンテナンスフリー化が進んでいます。これに伴って、ひと昔前のクルマであればトランクに必ず常備されていた純正車載工具もいつの間にか姿を消してしまいました。

現行で販売されているクルマの多くは、純正車載工具が積まれていないことが普通になりました。トランクに入っているものといえば、タイヤがパンクした時に必要なパンク修理キット、ホイールレンチ、ジャッキ程度です。
昔ながらの純正車載工具袋の多くは、ひもが付いた布やビニールの袋でできており、ひもを解いて布を広げると、差し替え式の+と-ドライバー、ペンチ、スパナやレンチ、プラグレンチなどがひと通り入っていました。
一般の方はあまり触る機会が無いものだったかもしれませんが、自分でちょっといじくれる方であれば、いざ何かトラブルがあった時に重宝したこともあるのではないでしょうか。
ひと昔前のクルマに比べて確実に故障が減っている今のクルマですが、「こんな時純正車載工具があったら!」というシチュエーションがゼロになったわけではないはずです。それではなぜ純正車載工具がクルマから消えたのでしょうか。その背景をトヨタに聞きました。
ーーいつごろから純正車載工具が無くなったのですか
トヨタでは、1992年ごろから純正車載工具を積んでいる車両を減らしてきました。完全に無くなった時期についてはデータが無いためお答えできません。
ーーなぜ純正車載工具を採用しなくなったのでしょうか
私たちが過去に行った独自の調査で、使用済みのクルマの使われ方についてデータを集めたことがあります。いわゆる「廃車」されたクルマの純正車載工具を調べた結果、そのほとんどが使われた形跡のないものばかりだったのです。
ほぼ必要のないものであれば、大量に製造する必要はありません。「限りある資源を無駄にしない」というエコの観点から、純正車載工具の採用を取りやめています。
ーーどうしても純正車載工具が欲しい場合はどうしたら良いですか
純正車載工具は新車に標準装備されなくなっただけで、無くなってしまったわけではありません。ご自身のクルマに念のため車載工具を積んでおきたい場合は、お近くのトヨタディーラーにお問い合わせください。お取り寄せになりますがご対応いたします。
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すっかり無くなったと思っていた純正車載工具ですが、完全に無くなったわけではなく必要な人だけ購入するスタイルに変わっていました。最近のクルマは確かにトラブルが少なくなったとはいえ、昔からの自動車ユーザーであれば「一応積んでおきたい」と思う方も居ることと思います。そんな方は、ぜひディーラーに問い合わせてみてください。
【了】
最近の車の 故障頻度の低下・車体重量軽量化に依るものだと思うが
マイカーには、スペアタイヤは載ってなくて 且つ パンタジャッキ・
ホイルレンチ兼用のL字型ハンドル・連結シャフト・パンク修理剤と
電動ポンプしか無く +-のドライバーすら入ってない。
これでは 実際にパンクした場合 修理剤で本当に対処できるのか不安!
若かれし頃 2輪車のパンクを修理剤(商品名タイヤパンド)で治そうと思ったが
予想以上に穴が大きくて?修理失敗 出先だった為 長い距離を押してきた。
この事が トラウマ となり 以後 ケミカル品を 信用しなくなった。
なので 出先でも本格的な修理が出来る様に CAR用品店で 大橋産業 パワーバルカシールタイプというものを入手しました。
本当は テンパータイヤで良いから スペアタイヤを採用して欲しいなぁ。