分かりづらいEV車の充電方法 普及促進のカギを握る「リーフ」で実践
充電インフラが全国的に整備されつつある電気自動車市場。しかし、街中を走る数はそこまで増えていないようです。そのなかで、基本的な「充電方法」を今回は紹介します。
電気自動車(EV)の急速充電方法
最近、街中や高速道路のSA・PAで見かける機会の増えたクルマの充電器。それに伴って、日産「リーフ」やテスラの各種モデルを始めとする電気自動車(EV)やトヨタ「プリウスPHV」、三菱「アウトランダーPHEV」といったプラグインハイブリッド車も増加しているようです。
しかし、電気自動車は普及まだ一般化しているとはいえません。インフラに関しては徐々に増えていますが、車両自体の価格帯がガソリン車に比べて高いことや充電時間が急速で30分から1時間という部分もネックとなっています。
また、充電方法自体にも種類が存在し、「急速充電」と「普通充電」の2通りに分かれているのです。「急速充電設備」は、道の駅やガソリンスタンド、高速道路のSA・PA、商業施設などに設置されています。
電源には、3相200Vを使用。ゼロに近い状態から80%まで充電するのに15分から30分程度が掛かる「大容量タイプ」と30分から1時間ほど掛かる「中容量タイプ」が存在。
一方、「普通充電設備」は単相交流100Vコンセントまたは200Vコンセントを使用。一般的には、戸建住居・マンション、商業施設などに設置されています。
どちらの充電方法においても利用には、定額制かその都度の課金制などさまざまな料金形態が存在。日産では月額2000円で急速充電器が使いたい放題のプランも実施。また、災害時の蓄電池としても使えることから、行政や関連団体の社用車として使用されるなど、今後の活用方法が期待されているのです。
【了】