ゴーン会長解任に揺れる三菱、ブランド復活へ技術革新や日産アライアンスを融合した新たな施策とは

今後の電動化やアライアンス関係はどうなるのか?

 今回の説明会ならび新R&Dセンターのお披露目会は、世間を騒がせているルノー・日産・三菱アライアンス 元会長ゴーン氏の逮捕後初となったこともあり、多くの報道陣が参加しました。

 ゴーン氏の事件や今後のアライアンス関係について、同社の副社長執行役員 山下光彦氏は次のように話しました。

――ゴーン氏の逮捕を受けて3社の技術開発連携について

 今回の件は、個人的に非常に残念です。今後、3社のあり方がどうなるのか、いまはコメントできませんが、クルマ作りのなかで新しい技術が必要になっています。

 やはり、1社だけでそれをまかなう時代ではなくなっているので、そういう意味でアライアンスの力を結束して新しい技術開発に取り組んでいくという姿勢は変わらないと思っています。

――日産の自立が高まる場合、自立と連携の割合に変化は?

 これからどうなっていくのか、今までアライアンスを束ねていたゴーン氏が居なくなるので、そこを誰がどう作り上げていくのか、しっかりと決めていかなければならないことです。

 ルノー・日産で言えば20年近く、三菱は約2年となり、その間にできた連携など、かなり土台がしっかりしてきたこともあるので、そのなかで上手くやっていけると信じています。

 2019年にも3社の技術が集結した商品が登場しますが、我々自身、日々のオペレーションには変化はないので、アライアンス提携による会合も進んでいます。

――アライアンスが進む上での共通部分や三菱らしさとは?

 三菱らしさとしては、魅力ある商品開発を進めることを大切にしているので、そのために独自開発の技術やサプライヤーさんの技術、アライアンスの技術を使っていくことがあります。

 とくにお客様には見えない部分の部品共通化はかなり進んでいきます。シャシや内燃機関だけでなく電動部品といったパワートレインも共通になっていくと思います。

 現在販売しているラインナップは、三菱独自開発のクルマで共通部品はほとんど入っていませんが、今後のモデルには使われていきます。

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新型車「エクリプス クロス」に採用された四輪制御技術「S-AWC」を実演している様子

 近年、クルマ業界は度重なる不正問題に揺れています。過去に過ちを犯した三菱ですが、独自の四輪制御技術や電動化技術(EVやPHEV)など、これからのクルマ作りに欠かせない価値を持っている強みを活かすとともに、アライアンス提携によって多様化するユーザーニーズを捉えた新型モデルが登場することに期待できそうです。
 
【了】

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