黒船再来! テスラ新型「モデル3」登場 電動化を進めるテスラの戦略とは
テスラは、低価格で手の届きやすい電気自動車として「モデル3」を日本発表しました。新たなモデルの特徴とはどんなところなのでしょうか。
テスラ新型「モデル3登場」
アメリカ・シリコンバレーを拠点とする自動車メーカーのテスラは、同社の低価格なセダンモデル「モデル3」を2018年11月8日に日本で初お披露目しました。
新型「モデル3」は、低価格を実現した電気自動車で、航続距離は約350kmから約500km、全長4694mm×全幅1849mm×全高1443mm、乗車人数は大人5人、トランク容量は約425Lのスペック(北米仕様)となります。
テスラ「モデル3」は最新車種となりますが、高性能な車種という位置づけではなく、『より小さくシンプルで手頃な電気自動車』として開発。
同社の「モデルS」や「モデルX」に比べて、シンプルなデザインを基本としていますが、インパネには15インチディスプレイを配置するほか、数多くのセンサーなどを搭載し、機能面でも充実した仕様になっています。
北米でのラインナップは、バッテリーの仕様により分けられ「ミッドレンジバッテリー(後輪駆動/航続距離約418km/最高速度約201km/h)」、「ロングレンジバッテリー(四輪駆動/航続距離約498km/最高速度約233km/h)」、「パフォーマンスレンジバッテリー(四輪駆動/航続距離約498km/最高速度約201km/h)」の3タイプが設定されています。現地価格は、日本円で約519万円から約723万円です。
日本での価格は未定となり、為替などの影響によって変わることが予想されます。また、2019年の後半から右ハンドル仕様も生産開始するとしています。
テスラ・モータース・ジャパンのカントリーセールスダイレクター 吉田 篤司氏 は、「このモデル3は、クルマの世界を変えていくと信じています。北米ではすでに沢山売れています。また、テスラが『モデルS』や『モデルX』という大型車を先に展開した理由には、『大きいクルマは燃費が悪い。だからこそ、電気に変えていく』という戦略があり、今回の『モデル3』はサイズ感的に次のステップに移ったものです。
また、『モデル3』のお披露目はラゾーナ川崎プラザという商業施設で行ないました。今後テスラは、お客様が多く滞在する場所に出向いていくような店舗を増やしていく予定です」と話します。
新たな電気自動車「モデル3」を日本に投入するテスラ。すでに予約受注は開始していますが、納車時期は2019年後半を予定しているとのことです。
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