2019年にトヨタも開始「サブスクリプション・サービス」とは? 気軽にクルマを楽しめる時代へ

サービスや商品の利用権を借りて利用期間に応じた料金を支払う「サブスクリプション・サービス」は、日本でも音楽や動画配信、飲食、アパレル、コスメなどを中心に徐々に広がりを見せているサービスです。

気軽にマイカーを所有できる「サブスクリプション・サービス」の実態とは?

 ソフトウェアや音楽、動画などのデジタルコンテンツの他、アパレルやコスメなど幅広いジャンルで定着し始めている「サブスクリプション・サービス」は、いわゆる利用した期間によって料金を支払う定額制のサービスです。

 日本にくらべ、米国などでは一般的になりつつある「サブスクリプション・サービス」ですが、2019年初頭を目途に「トヨタ」もサービスを開始すると発表しました。いよいよ定額制サービスの波がクルマ業界へも浸透し始めます。

 そこで、業界に先駆けてクルマのサブスクリプション・サービス「NOREL(ノレル)」を2016年8月から展開しているIDOMに話を伺ってみました。

「Car-mo」で取り扱うトヨタ「クラウン」

――サブスクリプション・サービスとはどのようなサービスでしょうか?

 利用者はモノを所有するのではなく、モノの利用権を借りて利用した期間に応じて料金を支払う方式です。NORELの場合、通常車を購入した場合に車両代金以外に支払っている、自動車税やメンテナンス費用、自動車保険等も含めて、月々定額料金でクルマを利用いただけるサービスです。(中古車、新車、サービスプラン等により定額料金に含まれるものが異なります)

――クルマのサブスクリプション・サービスのメリット・デメリットを教えて下さい。

 ご契約者様の目的や、何と比較するかによってメリットもデメリットも入れ替わるものということを前提として、例えば個人でのご利用を前提とした場合、キャッシュフローのメリットとして、毎月の出費が均等化される(車検や自動車税、メンテナンス等、特定の月に大きな出費が発生することがない)という点が挙げられます。

 また法人でご利用の場合は、前記メリットに加え、購入と比べて経理処理が簡単になります。

 さらに新車NORELの場合、個人、法人に関わらず、5000Km走行毎に新車に入れ替わる(常に新しい車に乗れる)点や、購入と比べて、乗り換えの煩雑さや売却時の面倒な手続きが不要(乗り換えが楽)なこともメリットの一つです。

 一般的な残価設定リースと比べて、走行距離を気にしなくて良い(一般的には走行距離制限がある場合が多い)ことや、長期のリース期間に縛られない(環境変化にあわせ短期間での途中解約ができる)という点は大きなメリットだと考えています。

 また、デメリットについては、購入の場合は代金を払い終えると車そのものは自分の所有になり、支払いは不要になりますが、定額サービスの場合は使っている間は支払いを要する
点だと考えています。

――レンタカーやカーシェアとは何が違うのでしょうか。

 レンタカーは事業者が所有するクルマを短時間(短期間)その都度予約して借り、利用するサービスと考えます。そのため、短期かつ一時的な利用には対応できるが、クルマそのものを常時自分専用で使うことは難しいです。

 また、ナンバーが「わ」または「れ」となる(他人からみて判別できる)点は大きな違いと考えています。

 カーシェアは、事業者の所有するクルマ、または個人の所有するクルマを複数の会員等が短期的に利用(共同で利用)するサービスであり、レンタカー、カーシェアともに、あくまで使いたい時だけ借りて使うサービスだと捉えます。NORELの場合は、車検証の使用者はご契約者様となり、購入したマイカーと同様に使うことができます。

――ガソリンやオイル、タイヤなどの消耗品やメンテナンスに対する対応について教えて下さい。

 ガソリン代についてはお客様のご負担となります。また、新車NORELの場合、メンテナンスについては新車のメーカー付帯サービスに含まれるもので広くカバーしているうえ、5000Kmでの乗り換えなので通常使用におけるお客様のご負担はほとんどないと想定しています。

 タイヤについては、スタッドレスをご希望された場合のみ、一律5万円(税別)で装着、納車させていただきます。

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