“軽自動車より小さい”新型「“後輪駆動”コンパクトカー」世界初公開! 全長2.7mの超小型ボディ&「2シーター」モデル! 82馬力で小回り最強のスマート「#2」仏国で披露
スマートは2026年10月12日、新型「#2」を世界初公開しました。軽自動車よりも小さい最新モデルは、どのようなクルマなのでしょうか。
原点回帰の2人乗りコンパクトカー
スマートは2026年10月12日(現地時間)、フランスで開催された「パリ・モーターショー2026」において、新型「smart #2(スマート ハッシュタグツー)」を世界初公開しました。
新型#2は、スマートを象徴する超小型2人乗りモデルを現代的に再構築した新型車です。ブランドを代表する「フォーツー」の特徴を受け継ぎながら、新世代の電動パワートレインやシャシー技術を組み合わせています。
スマートの原点となる2人乗りモデルのコンセプトがパリで披露されたのは、今から30年前。今回、その思想を受け継ぐ新型#2が再びパリで世界初公開されたことになります。
最大の特徴は、なんといっても非常に小さなボディです。
新型#2の全長は、「Pure」、「Pure+」、「Premium」で2746mm。日本の軽自動車は規格上、全長3400mm以下と定められているため、新型#2はその上限より654mmも短いことになります。
歴代スマートと同じく、タイヤをボディの四隅に配置する「ホイール・アット・ザ・コーナーズ」の考え方を採用。小さな車体のなかで室内空間を最大限に確保しています。
回転直径は6.95mとされており、回転半径に換算すると約3.5m。狭い路地や駐車場など、都市部での取り回しやすさも大きな特徴となっています。
パワートレインには、新開発の「ECA(Electric Compact Architecture:エレクトリック・コンパクト・アーキテクチャ)」を採用。リアに最高出力60kW(82馬力)、最大トルク130Nmを発揮するモーターを搭載し、後輪を駆動するRWD(後輪駆動)レイアウトとしました。
超小型のシティコミューターでありながら後輪駆動を採用する点は、かつてのスマートらしさを感じさせる部分といえます。
さらにリアサスペンションには、スマートがクラス初とする5リンク式を採用。フロア下に配置されたバッテリーによる低重心設計と組み合わせることで、市街地での取り回しだけでなく、高速道路などでの安定性やスポーティなハンドリングも追求しています。
バッテリーは容量35.8kWhのLFP(リン酸鉄リチウムイオン)タイプを搭載。一充電あたりの航続距離はWLTPモードで最大290kmを目標値としています。
DC急速充電は最大65kWに対応し、バッテリー残量10%から80%まで約20分で充電可能です。AC充電は最大11kWに対応するほか、車外の電気機器へ給電できるV2L機能も用意されます。
ボディには、歴代スマートの特徴だった安全構造を進化させた「Tridion Cell Evo(トリディオン・セル・エボ)」を採用。小さな車体サイズを維持しながら、キャビンを強固な構造で囲む設計としています。
運転支援装備も充実しており、「smart Pilot Assist」のほか、停止・再発進に対応するACCやHighway Assistなどを標準装備します。

インテリアでは、運転席と助手席を連続して見せるベンチスタイルのシートを採用。S字型のコックピットと組み合わせることで、全長2.7m級とは思えない開放的な空間を演出しました。
インフォテインメントには10.1インチのセンターディスプレイと8.8インチのドライバーディスプレイを装備。4G通信やWi-Fi、Bluetoothにも対応します。
上級グレードのPremiumでは、ガラスルーフやシートヒーターに加え、ドイツの音響ブランド「Sennheiser(ゼンハイザー)」による7スピーカーサウンドシステムも装備されます。
また、欧州999台限定の「Couture Edition(クチュール エディション)」も設定。マットホワイトのボディにプラチナゴールドのルーフを組み合わせ、ゴールドのアクセントを施した16インチホイールなどを採用します。
英国では、新型#2を2万ポンド未満(約418万円 ※2026年10月中旬時点の為替レート換算)で販売する予定です。予約受注は2027年春から開始される予定となっています。
なお、新型#2は現在も型式認証の手続き中で、各種スペックや装備内容については正式発売までに変更される可能性があります。
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新型#2は、軽自動車の規格上限より約65cm短い全長2.7m級という超小型ボディながら、2人乗りの室内空間を確保し、後輪駆動や5リンク式リアサスペンションといった本格的なメカニズムも採用しています。
大型化が進んでいた近年のスマートに対し、ブランドの原点ともいえる超小型2人乗りモデルが復活したことは、大きなトピックといえそうです。
日本への導入については現時点で明らかにされていませんが、都市部に適した個性的なコンパクトカーだけに、今後の展開が注目されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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